https://livemulti.jp/studio/
TBSテレビとWOWOWが共同開発した独自プロトコルによる映像・音声・制御信号伝送ソフトウェア「Live Multi Studio」（以下「LMS」）が、2025年11月12日にアップデートしました。
モニタリング機能の強化と操作性の向上を中心に、Desktopアプリ・iOS・TouchDesignerプラグインも一斉アップデートを実施しました。
Live Multi Studioとは
TBSとWOWOWが共同で開発した独自プロトコルによる映像・音声・制御信号伝送ソフトウェアです。
放送現場の要求水準を満たす品質の高さにより、映像制作分野をはじめとして様々な分野で多くの利用実績を重ねています。
＜LMSの主な特徴＞
- 公衆インターネット網で、ポートの開放等を意識せず、簡単に接続
- 遠隔からでも違和感なく、機器操作が行なえる超低遅延環境を提供
- ネットワークの乱れによる映像信号の欠落や揺らぎを修復
- 映像や音声以外にも、制御信号を送受信することが可能
＜公式サイト＞https://livemulti.jp/studio/
＜公式紹介動画＞https://youtu.be/_1o4fQOmHwA
アップデートの概要
- Desktopアプリに関するアップデート
- - iPhone/iPadコントロール
- - モニタリング機能の強化
- - 操作性・視認性の改善
- iOSアプリに関して、マニュアル操作・リモート制御対応、表示の強化をアップデート
- TouchDesignerプラグインに関するアップデート
Desktopアプリ ver.1.4.0に関するアップデート
１.iPhone/iPadコントロール
新機能としてiPhone/iPadコントロールを追加、iOSのLMSアプリをDesktopアプリから操作が可能になりました。
２.モニタリング機能を強化
Playerのログ情報のチャート表示に対応し、ログの書き出しにも対応。さらに、使用GPU情報を表示できるようになりました。
３.操作性と視認性の向上
Playerアプリをレスポンシブ対応にしました。非アクティブな項目の表示が見やすくなりました。
値を入力する際に、カーソルを外す（もしくはエンターキーを押す）と値が反映されるようになりました。
４.ローカライズ
日本語に対応しました。
iOSアプリ ver.1.4.0に関するアップデート
マニュアル操作を強化し、シャッタースピード、ISO感度、フォーカスモード、ホワイトバランス、Tint、露出補正を変更できるようになりました。これらの項目に加えてリモート制御にも対応し、リモートからズームも操作できます。
表示と設定では、オーディオメーター表示を追加し、Player設定にAirPlayを追加しました。
TouchDesignerプラグイン ver.1.4.0に関するアップデート
video in、audio in、control in では、各項目の Fast を Relay に表記修正しました。
Relay機能とは？
https://livemulti.jp/studio/multiLatency
LMSは、ユーザーの皆さまと共に成長し続けるプロダクトとして、改善・機能追加を積極的に進めてまいりますので、今後のアップデートにぜひご期待ください。
イベント情報
以下の展示会、ウェビナーにおいて、今回アップデートした機能を詳しくご紹介いたします。
11月19日(水)から21日(金)
Inter BEE 2025にTBSテレビが出展
https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=22079
11月28日(金)
ウェビナー「【TV・配信制作者必見】Live Multi Studio 大型アップデートを徹底解説！ライブ配信とリモートコントロール」
https://tbs-lms-web2.peatix.com
受賞歴
＜2025年＞
第51回 放送文化基金賞 放送技術部門 受賞
＜2024年＞
2024年日本民間放送連盟賞 技術部門 最優秀
映像情報メディア学会 第52回・2024年度 技術振興賞 進歩開発賞（現場運用部門）
第1回テクニカルディレクションアワード デジタルサービス部門 銀賞（SILVER）
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