ドキュメントスキャナー“imageFORMULA DR-C350/DR-C340”を発売 医療機関や自治体の窓口業務を支える高い操作性と設置性を実現

PR TIMESにて配信されたプレスリリースをそのまま掲載しています。
キヤノンMJ
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親、以下キヤノンMJ)は、キヤノン電子株式会社(代表取締役社長:橋元健、以下キヤノン電子)製のドキュメントスキャナー「imageFORMULA(イメージフォーミュラ)」シリーズの新製品として、“imageFORMULA DR-C350/DR-C340(以下DR-C350/DR-C340)”を2025年11月上旬より発売します。



imageFORMULA DR-C350

imageFORMULA DR-C340

近年、業務効率化を目的に、紙ベースの業務をデジタル化する動きが各業界で広がっています。一般企業や官公庁では、DXに向けたデジタルワークフローや文書管理システムの導入、電子帳簿保存法に準拠した形式での経理帳票の保管などが進められており、システムへ情報を取り込むインプットデバイスとしてドキュメントスキャナーの重要性が高まっています。電子化には、システムごとに決められた解像度や保存形式への対応が求められ、業務の流れに応じて正確かつ効率的な処理が必要です。スキャナーの性能向上により、こうした業務の品質と生産性の向上が期待されています。

このたびキヤノンMJが発売するドキュメントスキャナー“DR-C350/DR-C340”は、使いやすさと設置のしやすさを追求したコンパクトモデルのドキュメントスキャナーです。LCDパネルに登録できるジョブ数を従来機※1の2倍以上に増やし、エラー状況をアイコン表示することで復旧が容易にできます。さらに連携先のシステムで利用しやすい画像を生成する画像処理機能を強化しており、業務フロー全体の効率化を支援します。電子帳簿保存法対応を支援する「CaptureOnTouch Pro」に加え、旧機種からの入れ替えを容易に行えるツールも用意しています。
■使いやすさを追求した操作性
業務ごとにジョブを設定することで、最大19種類の業務を番号選択だけで簡単に運用できます。ルールに沿った処理が自動で行われるため、作業の効率化とミスの防止に貢献します。また、LCDパネルを搭載しており、エラー内容を一目で確認することが可能なため、ユーザー自身が迅速に復旧できダウンタイムの短縮につながります。さらに、生産性の向上を実現するために、従来機と比較してスキャン速度、ADF※2原稿積載枚数、用紙搬送性能が大幅に向上しています。
■作業スペースを圧迫しないコンパクト設計
ドキュメントスキャナーが設置されることが多い窓口やデスクなど、スペースが限られた場所にも置きやすいように、本体体積を30%以上削減※3しました。imageFORMULAシリーズ史上最短※4の横幅で、コンパクト設計を重視した新筐体を採用しています。
■上位モデル※5と同等の画像処理機能を搭載
連携先のシステムで活用できるデータにスムーズに変換できるよう、これまで上位モデルに搭載されていた高度な画像処理機能を標準搭載しました。これにより、OCRの認識精度が向上し、判読しづらい文字も鮮明に表示されるため、電子化業務の効率化を強力にサポートします。


※1.「DR-C240/DR-C230」のこと。
※2.Auto Document Feederの略で、複数枚の原稿を自動的に給紙する機構である自動原稿送り装置のこと。
※3.「DR-C240/DR-C230」との比較。
※4.2025年10月29日時点において。
※5.「DR-S350NW/DR-S250N」のこと。

・一般の方のお問い合わせ先:キヤノンお客様相談センター 0570-08-0072
・イメージフォーミュラ ホームページ:
 https://canon.jp/biz/product/office-device/imageformula
・DR-C350/DR-C340 製品ページ:
 https://canon.jp/biz/product/office-device/imageformula/lineup/dr-c350


〈“DR-C350/DR-C340”の主な特長〉

1.使いやすさを追求した操作性

“DR-C350/DR-C340”は従来機※6と比べて操作性を向上させるためにボタン配置を見直し、ジョブ番号の登録可能数を2倍以上に拡張しました※7。これにより、システムごとに保存形式や解像度が指定されている業務でも、最大19種類のジョブを登録し、番号を選ぶだけで簡単にルールに沿った運用が可能です。
また、エラー表示は、従来のエラーコードからアイコンに変更することで、ユーザーマニュアルを参照しなくてもエラー状況をわかりやすくしました。要因が一目でわかるため、早期復旧によるダウンタイムの削減を実現します。
また、パソコンからスキャン指示をする場合は3ステップで簡単にスキャンができる「CaptureOnTouch Pro」を無償提供していますので、本体/PC操作ともに簡単操作が可能です。

本体操作画面(左:旧製品/右:新製品)


CaptureOnTouch Pro 操作画面

※6.「DR-C240/DR-C230」のこと。
※7.「DR-C240/DR-C230」は9件、“DR-C350/DR-C340”は19件。

2.作業スペースを圧迫しないコンパクト設計

“DR-C350/DR-C340”は従来機と比べて※8本体体積を30%以上削減した新筐体を採用しています。横幅はimageFORMULA史上最短※9の横幅となる283mmを実現しました。自治体の窓口や病院の診察室など限られたスペースに設置する必要がある場合でも、作業スペースを確保できるよう、これまで以上の省スペース設計を実現しました。

また、筐体はコンパクトにしつつもスキャン性能を向上させ、スキャン速度はDR-C350が50枚/分、DR-C340が40枚/分※10の高速スキャンを実現しました。ADF※11原稿積載枚数も100枚※12に増加(従来機は60枚)し、さらにパスポートをキャリアシートなしでスキャンできる※13など用紙搬送性能も向上しています。









※8.「DR-C240/DR-C230」のこと。
※9.2025年10月29日時点。
※10. A4タテ200dpi時 カラー/モノクロ。
※11. Auto Document Feederの略で、複数枚の原稿を自動的に給紙する機構である自動原稿送り装置のこと。
※12. A4以下の原稿(80g/平方メートル )、高さ11mmを超えない。カードは除く。
※13. 300dpi以下の場合。

3.上位モデル※14と同等の画像処理機能を搭載

“DR-C350/DR-C340”は注文書や請求書、申請書など紙文書をスキャンし、後続システムへの入力に適したデータへ変換できるよう上位モデル※14と同等の画像処理機能を搭載しています。これにより、OCR処理の精度を高める画像の生成や、文字が読み取りにくい原稿でも文字を強調してデータ化するなど、後続プロセス全体の効率化を支援します。
●原稿にあわせてOCR精度が高まるよう調整するメニューを搭載
・アクティブスレッショルド
原稿にしわや汚れがある場合に自動で除去し、文字が読み取りやすいデータを生成します。
従来機の場合は、原稿にあわせて手動で設定する必要がありましたが、“DR-C350/DR-C340”では本設定をすることで設定の手間を削減します。




●薄くなりやすい文字の可読性が高まるよう調整するメニューを搭載
・有彩色強調
点検票のように蛍光ペンなどで注意点をマークしたり、注釈を書き込んだりしている原稿をスキャンすると、文字の視認性が落ちてしまう場合があります。その際、色強調機能を使い文字を強調しますが、強調したい色を指定して文字強調をする必要がありました。本機では、有彩色強調機能を搭載し、色を指定せずとも蛍光ペンの文字を強調したデータが生成可能ですので、設定の手間を削減します。




●窓口業務で求められる画像処理機能
・写真入り文書モード
申請書や申込書など写真入りの紙文書をスキャンする際、文字の可読性を高める処理を行うと濃い色を強調するため、写真の色が暗く潰れたり、コントラストを保つ写真モードでのスキャンでは文字が薄くなったりする場合があります。“DR-C350/DR-C340”は写真の色味と文字の可読性を両立して視認性の高いデータをスキャンできる「写真入り文書モード」を搭載しました。写真入りの原稿をスキャンする機会の多い地方自治体の窓口業務などにおいて、このモードを設定することでバランスの良い画像が簡単に生成でき、業務効率化を支援します。



・表裏結合機能
免許証などを両面で読み取った際に、表裏を並べて一つの電子データにすることが可能です。
上下結合や左右結合、左右の入れ替えなども対応できるため、ワンステップで希望の見やすいデータにすることが可能です。



このほか、原稿の斜行を検知し自動で補正する斜行補正や、紙文書の文字の向きに合わせて原稿を回転させる文字向き検知など、便利な画像処理機能を搭載し、電子化業務の効率化に貢献します。
※14. 「DR-S350NW/DR-S250N」のこと。

4.「DR-C240/DR-C230」で構築した環境でも動作するエミュレーターを用意

現行モデル「DR-C240/DR-C230」にてTWAIN制御のアプリケーションを作成しているお客さま向けに、“DR-C350/DR-C340”をアプリケーションの改修なしで動作させることが可能なエミュレーターを提供します。※15
本エミュレーターを使用することで、“DR-C350/DR-C340”が、あたかも「DR-C240/DR-C230」として動作しているように振る舞い、ドキュメントスキャナーの入れ替え時に発生する費用や工数の削減につながります。
※15. 提供方法は、担当営業までお問い合わせください。お客さまのシステムによっては使用できない場合があります。





5.電子帳簿保存法対応を支援する「CaptureOnTouch Pro」

大きなアイコン表示とシンプルな画面構成により、スキャンモードと出力先を選択してスキャンを実行する「3ステップスキャン」機能と、使用頻度の高い作業を登録したパネルをクリックするだけでスキャンを実行する「お気に入り」機能を利用できます。これらの機能により、直感的かつ簡単にスキャン操作を行うことが可能となり、スキャンフローの高速化・効率化を支援します。また、「お気に入り」機能には、電子帳簿保存法のスキャン要件に対応したパネルを簡単に登録できる「電子帳簿保存法モード※16」を搭載しており、電子帳簿保存法対応をサポートします。

※16. 電子帳簿保存法モードを登録するために必要なプラグインモジュールをホームページ上(https://canon.jp/support/software?gr=6)で無償配布しています。ホームページよりダウンロードしプラグインモジュールをPCに読み込むことで「CaptureOnTouch Pro」の「お気に入り」に「電子帳簿保存法モード」のパネルが表示されます。電子帳簿保存法に対応するためには、スキャン要件以外にも各法令やガイドラインに従ってスキャンしたデータを管理/運用する必要があります。

6.交換ローラー

“DR-C350/DR-C340”では金属のローラー軸やプラスチック素材を繰り返し利用できる新ローラーを採用しています。摩耗した部分のみを交換することでコストと環境配慮の両面に貢献します。

7.プラスチックレス梱包の採用で、環境への負荷を低減

資源や環境に対する社会的な課題解決に取り組むため、”DR-C350/DR-C340”は梱包包装材にプラスチックを使用せず代替素材を採用することで、環境負荷低減を図っています。また、紙製のローラー保護部材を使用することで、プラスチックレスを推進しています。

プラスチックレス梱包


8.Made in Japan

開発・設計から組み立てまでのすべての工程を日本国内で行い、高品質なスキャナーを生産しています。組み立ては2022年8月に竣工したキヤノン電子の新工場※17で、最新の設備により品質と環境に配慮した生産を実現しています。



※17 キヤノン電子 美里工場(ISO9001/45001/ISO13485認証取得)


〈ドキュメントスキャナーの国内市場動向〉
業務効率化が求められる中、その一つとして業務プロセスをデジタル化する動きが加速しています。
従来、紙で行っていた申請業務や入伝業務などを電子データで行う際、さまざまな原稿に対応できる用紙搬送性能や後続システムで使いやすい画像に変換する画像処理機能を搭載したドキュメントスキャナーが選ばれています。
こうした市場でのニーズを受け、ドキュメントスキャナー市場は、今後も堅調に推移すると見込んでいます。ドキュメントスキャナーの2024年の国内市場規模は約12万台で、2025年もほぼ同規模になると予想しています。(キヤノンMJ調べ)
〈主な製品仕様〉
製品仕様の詳細は、ホームページをご参照ください。
https://canon.jp/biz/product/office-device/imageformula/lineup/dr-c350
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