~システム柔軟性の向上と供給期間の延長~
アドバンテック株式会社(東京都台東区、代表取締役社長 吉永和良)の本社 Advantech Co., Ltd(台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、産業用マザーボード「AIMB-723」がAMD Ryzen(TM) 8000/9000シリーズに対応したことを発表します。
▶ Advantech Co., Ltd - 発表資料
プレスリリース:英文
※以下、本プレスリリースの翻訳となります。
AMD Ryzen(TM) 8000/9000シリーズプロセッサに対応したアドバンテックの産業用マザーボード「AIMB-723」

2025年9月23日 - Advantech Co., Ltd(台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、産業用マザーボード「AIMB-723」がAMD Ryzen(TM) 8000/9000シリーズに対応したことを発表します。Ryzen(TM) 8000シリーズは、NPU設計に高性能GPUを内蔵しており、高品質なグラフィックス性能とAI処理能力を求められるコンパクトな産業用システムに最適です。一方、Ryzen(TM) 9000シリーズは、AMDの第5世代アーキテクチャとAVX-512拡張命令セットを採用し、高性能コンピューティングやAI推論において優れたパフォーマンスを発揮します。このアップグレードにより、単一のプラットフォーム上で用途に応じたプロセッサの選択が可能となり、システム設計の自由度が向上するとともに、長期的な運用が実現します。
Ryzen(TM) 8000/9000シリーズへアップグレードする理由
産業用AI、スマート検査、画像解析の処理負荷が高まる中、専用GPUを使わずに軽量なAIアプリケーションを実現し、コンパクトなシステムで高性能な処理を行うことが求められています。こうしたニーズに応えるため、AIMB-723はRyzen(TM) 8000/9000シリーズに対応しました。Ryzen(TM) 8000シリーズは、CPUとGPUコアを統合しており、軽量なAIや画像処理に最適で、小型かつコスト重視のシステムに向いています。一方、Ryzen(TM) 9000シリーズはAVX-512拡張命令セットに対応し、より高負荷なアプリケーションにも安定した性能を発揮します。この柔軟性により、AIMB-723ユーザーは限られた予算の中で最適なパフォーマンスと拡張性を両立できるプロセッサを選択可能です。
省電力から高性能まで対応する柔軟なコンピューティング
AIMB-723は、最新のRyzen(TM) 8000/9000シリーズを搭載し、前世代よりも高性能かつ省電力で、安定したシステム運用を実現します。また、高速なデータ処理を可能にし、対応アプリケーションの幅を広げつつ、低消費電力を維持しながらシステム全体の処理能力と効率を向上させます。
主な特長とメリット
- アーキテクチャと性能の最適化:
第4世代(Ryzen(TM) 7000~8000シリーズ)および第5世代(Ryzen(TM) 9000シリーズ)は、約16%の性能向上により、AI推論や画像解析を高速化し、処理時間を短縮するとともに、産業用途における安定性と運用効率を高めます。
- 電力管理とオーバークロック対応:
TDPおよびパッケージ電力管理機能により、120W~150Wのオーバークロックに対応します。画像処理やAI推論などの高負荷ワークロードでも電力を抑えつつ高性能を発揮し、安定動作と省エネを両立します。
- 軽量AI処理:
内蔵NPU(合計39 AI TOPS)により、CPU負荷を抑えて軽量なAI推論が可能になり、コアプロセッサは高負荷な処理に専念できます。

アドバンテックが選ばれる理由
AIMB-723は産業用マザーボードとして高い柔軟性を持ち、Ryzen(TM) 7000/8000/9000シリーズの各プロセッサに対応しており、軽量なAI推論から高性能コンピューティングまで幅広い用途に適しています。プラットフォームの長期運用を可能にし、既存システムを再構築することなく、CPUの進化に応じたアップグレードが行えるため、投資の保護にもつながります。本製品は、産業用AIや画像処理の需要拡大に伴うGPU統合と高性能コンピューティングのニーズに応え、高性能と信頼性、柔軟性を兼ね備えた環境を提供します。
推奨シャーシ
Ryzen(TM) 8000および9000シリーズプロセッサの性能をAIMB-723で最大限に引き出すため、アドバンテックはACP-4340 4UシャーシまたはIPC-730 AIシャーシとの併用を推奨しています。優れた冷却性能と拡張性、安定性を兼ね備えており、エッジAI推論、画像検査、高性能コンピューティングなどの用途に最適です。AIMB-723がエッジAIや産業向けワークロードをどのよう進化させるのかなど、詳細は弊社までお問い合わせください。
※ 本リリースに記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 本商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
【会社概要 : アドバンテック株式会社】
1983年台湾にて、アドバンテック(研華股份有限公司)を創設。40年以上にわたり産業向けに高品質・高性能のパソコンを開発して参りました。2024年現在、3,000を超える様々なIoT機器をラインナップ。世界26か国95都市にて拠点を構えた産業用パソコン市場の世界シェアNo.1※メーカーとして、「Enable an Intelligent Planet」のビジョンを掲げ、AI × IoTプラットホームサービスを通じ社会課題を解決することで豊かな未来を育むことを目指しています。
※出典元:OMDIA - 産業用PCの市場の世界シェア1位。42.5% (2023年版)
日本においては、1997年に「アドバンテック株式会社」を設立。2018年にオムロン直方株式会社と資本業務提携をし、さらなる販売拡充とともに、市場のご要望に迅速にお応えできるよう設計から生産までを請け負う(DMS/ODM)サービスも展開しています。台湾のスピードとこれまで培ってきた技術力を融合させることで、パートナー様と一緒にエコシステムの共創活動に取り組んでいます。
会社サイト:https://www.advantech.co.jp/
紹介動画 :公式Youtube「Advantech Connect -Japan-」
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