音声とテキストでナースコール通知をチーム全体へ。対応漏れ防止と業務負担軽減に貢献。
ボイット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:永冨泰高、以下「ボイット」)と株式会社ケアコム(本社:東京都調布市、代表取締役社長:池川充洋、以下「ケアコム」)は、介護施設や病院向けに、スマートフォンで利用できるAIインカム「VOYT CONNECT(ボイットコネクト)」とケアコムのナースコールシステムの連携を開始しました。

VOYT CONNECT×ケアコム連携イメージ
今回の連携により、ケアコムのナースコールからの呼び出し通知がVOYT CONNECTのグループ通話内に音声とテキストで即座に共有されます。(特許取得済み※)これによりスタッフは呼び出しを即座に認識でき、その後インカム上でのコミュニケーションを通じて、誰がどの呼び出しに対応するかまでチーム全体で共有することで、重複対応や対応漏れを防ぐことができます。また、テキストとして記録が残るため、後から対応履歴を正確に振り返ることができ、業務改善や記録業務にも活用可能です。
※外部センサーと連携することで業務効率化を実現するAIインカムシステムとして特許取得済み
AIインカム「VOYT CONNECT」のナースコール連携による主なメリット
1.チーム全体での迅速な情報共有と対応状況の可視化
ナースコールの呼び出しがあると、ナースコールと連携しているグループ通話内のスタッフ全員に、呼び出し場所や種別(一般・緊急・トイレ介助・センサー等)が音声とテキストメッセージで同時に通知されます。これにより、スタッフはスマートフォンを都度確認することなく、イヤホンマイクからハンズフリーで情報を把握することができます。その後、「●●さん対応できますか?」「私が対応します」などといったやりとりをインカム上で連携することで、誰が対応に向かっているか、他にサポートが必要かなどをチーム全体で共有・判断できます。そして、スタッフのリアルタイムな所在や状況を把握しやすくなるため、最も近くにいる適切なスタッフへ指示を出すなど、人員配置の最適化にも繋がり、チーム全体での対応力を強化します。2.テキストログによる確実な記録と業務改善への活用
全ての通知と関連する音声のやり取りはテキストとして自動的に記録されます。これにより、「言った・言わない」といったコミュニケーションエラーを防ぎ、インシデント発生時の正確な状況把握や、日々の業務改善のためのデータとして活用できます。3.スマートフォンへの集約による業務効率の向上
従来、PHSや業務用端末など複数のデバイスを携行していたスタッフも、使い慣れたスマートフォン一台に機能を集約できます。これにより、業務負担を軽減し、よりケアに集中できる環境を構築します。PHSからの移行で実現する、より質の高いケア環境
多くの介護・医療現場では依然としてPHSが利用されていますが、いくつかの課題も指摘されています。
1.コミュニケーションの限界:
PHSは基本的に1対1の通話が中心であり、複数スタッフ間でのリアルタイムな情報共有が困難でした。VOYT CONNECTはグループ通話により、この課題を解決します。
2.情報伝達の不確実性:
口頭での伝達は「言った・言わない」といった問題が発生しやすく、確実な情報共有の妨げになることがありました。テキストログが残るVOYT CONNECTなら、この心配はいりません。
3.ナースコールによる内線通話の中断:
PHSで通話中にナースコールの呼び出しが入ると、割込み音によって相手の声が聞こえづらく、通話の妨げになるケースがありました。VOYT CONNECTでは、アプリ内で通知を受け取るため、重要なコミュニケーションが途絶えるリスクを低減します。
PHSの公衆向けサービスは既に終了しており、構内PHSにおいても端末調達/保守・メンテンナンスが困難になることが予測される中、本連携はスマートフォンを活用した次世代のコミュニケーション基盤として、介護・医療現場の働き方改革とケアの質向上に貢献します。
ボイットとケアコムは、今後も両社の技術と知見を組み合わせることで、介護・医療従事者の皆様がより働きやすく、ご利用者様がより安心できる環境づくりを支援してまいります。
■現場がつながるAIインカム「VOYT CONNECT」について

VOYT CONNECTイメージ画像
「VOYT CONNECT(ボイットコネクト)」は、当社が2025年2月に正式リリースした、医療、介護、宿泊施設向けの次世代型インカムです。最新の音声認識技術と生成AIを活用し、スマートフォンをインカムとして利用することで、現場スタッフの「手が離せない」「画面を見られない」といった状況下での情報共有とコミュニケーションの課題を解決します。
主な特長として、現場での会話を音声ファイルとチャット形式のテキストで記録・保存し、過去の会話を容易に確認できる機能や、声を出せない状況でもテキスト入力で情報共有が可能な合成音声発話機能があります。また、インターネット環境があれば遠隔地や別フロアからでも会話に参加でき、ナースコールなどの既存システムと連携して重要な通知をインカムに直接送信することも可能です。さらにオプション機能として、話した内容をリアルタイムで多言語に翻訳する同時通訳機能や、音声メモをAIが自動で整理・要約し記録管理の手間を削減する機能も備えています。
詳しくはサービスサイトをご確認ください。
https://voyt.com/
■連携対象となるケアコムのナースコールシステム
介護施設 CICSS-EX3(シックス イーエックス スリー)
病院 NICSS-EX3(ニックス イーエックス スリー)、PLAIMH NICSS(プライマ ニックス)

CICSS-EX3ロゴ

NICSS-EX3ロゴ

PLAIMH NICSSロゴ
■展示会出展情報
ボイット株式会社は、2025年7月16日(水)から三日間に渡り東京ビックサイト西展示棟にて開催されます「国際モダンホスピタルショウ2025」にて、VOYT CONNECTを出展いたします。展示ブースでは、医療機関様向けの最新のカタログをお配りするほか、最新イヤホンマイクやナースコール連携のデモを実際にご体験いただけます。

モダンホスピタルショー概要
<開催概要>
催事名:〔和文〕国際モダンホスピタルショウ2025
開催日時: 2025年7月16日(水)~ 7月18日(金)10:00-17:00
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)西展示棟1・2・4ホール
当社ブース番号:西展示棟2ホール-124
主催者: 一般社団法人 日本病院会 / 一般社団法人 日本経営協会
■ボイット株式会社

VOYT会社ロゴ
当社は、2023年8月の設立以来、「現場に活気、世界に元気を。」をミッションに掲げ、現場のDX化を推進するスタートアップ企業として活動してまいりました。2023年10月1日には、東芝デジタルソリューションズ株式会社が開発および運営していたフィールドボイスインカム事業を譲受し、更なる事業拡大と新機能開発を進めております。今後も他社システムとの連携を積極的に進め、医療・介護、宿泊現場の業務効率化とサービス品質の向上に貢献してまいります。
会社名:ボイット株式会社
所在地:東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号 桑野ビル2階
設立:2023年8月
代表者:永冨泰高
事業内容:音声ソフトウェアおよびコンピュータシステムの企画、開発ならびにその運営
https://voyt.co.jp/
■株式会社ケアコム

ケアコム会社ロゴ
医療・福祉施設向けの情報・通信システムの専門メーカーとして、ナースコールをはじめ、医療・介護の現場に成果をもたらす数々のソリューションを提供しています。「ケアする される心を形に新たな価値を共創し続けます」の企業理念のもと、お客様の課題解決や成し遂げたい進歩に向け、お客様とともに取り組み、実現するための活動をお約束し、新たな社会的価値の創出に取り組んでまいります。
会社名:株式会社ケアコム
所在地:東京都調布市多摩川3-35-4
設立:1955年9月
代表者:池川充洋
事業内容:
1)ナースコールシステム、ハンディナースコール、看護業務支援ソリューションの製造・販売
2)医療介護連携システム、看護支援システムの開発・販売 他
https://www.carecom.jp/
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