Intelligence Design株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中澤 拓二、以下「当社」)は、群馬県および渋川市と連携し、伊香保温泉地域において観光シーズンに発生する交通渋滞の対策として、AIカメラによる公共駐車場の利用状況の可視化に関する実証実験を実施いたしました。
本実験は、同温泉地に設置した複数台のAIカメラとエッジAI機器を活用し、駐車場の混雑状況をリアルタイムに解析・可視化するもので、観光客に対し空き駐車場への円滑な案内を可能にすることを目的としています。

◆本実験の背景
伊香保温泉は、首都圏からのアクセスに優れた温泉地であり、年間を通じて多くの観光客が訪れます。しかし、週末や連休などの繁忙期には、周辺の道路に渋滞が発生しやすく、特に公共駐車場の空き状況が把握しづらいことが課題となっていました。
また、従来の駐車場管理では、現地職員による目視確認や看板案内に頼らざるを得ず、リアルタイムでの混雑状況の把握や柔軟な対応が困難でした。来訪者にとっても、現地で駐車場を探すストレスや回遊性の低下が問題視されていました。
このような背景のもと、群馬県と渋川市は観光地の利便性向上と混雑緩和を目的に、AIカメラを活用した駐車場利用状況の可視化に関する実証実験を当社と共同で実施しました。
◆実証実験の概要
本実験では、伊香保温泉の石段街周辺に隣接する複数の公共駐車場にAIカメラおよびエッジAI解析機器「IDEA counter box」を設置。カメラ映像をもとに、駐車車両の検知、車種分類(乗用車・バス・トラック等)、および滞留時間の計測を行いました。
解析データはクラウド上の「IDEA platform」に送信され、関係者はWebダッシュボードからリアルタイムに状況を確認できます。また、一般来訪者向けには渋川市のホームページと連携し、1分間隔で更新される駐車場の静止画を公開する仕組みを整備しました。

※渋川市のホームページ
◆実証実験の結果
実験期間中、以下のような成果が確認されました:
観光客のスムーズな誘導を実現しピーク時の駐車場分散利用を促進
従来の人手観測を不要とする省人化と、データの精度・即時性の向上
車種別・時間帯別の駐車データの蓄積
また、一般来訪者からも「空き状況が分かりやすく便利だった」といった好意的な反応が寄せられました。
■エッジAIカメラソリューション「IDEA(イデア)」とは
「IDEA(イデア)」は、 AIプラットフォームであるIDEAの画像認識技術を利用した交通量調査自動化サービスです。設置が簡単なエッジAIカメラを活用することにより、大掛かりな設置工事が不要となるため、通行量の調査業務の自動化を安価に実現することが可能です。
通行量だけでなく交通量カウント等も可能なソリューションとなっております。
・URL:https://idea.i-d.ai/
■ AI画像認識技術を持つIntelligence Design株式会社について
Intelligence Designは「AIを中心とした先端技術を社会実装する」ことをテーマに2018年5月に事業を開始いたしました。 AI関連技術は世の中に広く認知されるようになった一方で、その技術を利用した社会実装はまだ進んでいないのが現状です。そこで、だれでも、簡単、かつリーズナブルにAI関連技術を使えるようにすることが、テクノロジーの発展にも寄与すると考え「IDEA(イデア)」シリーズを開発し、UDX(アーバンデジタルトランスフォーメーション)を推進しています。
Intelligence Design株式会社概要(URL:https://i-d.ai)
会社名 :Intelligence Design株式会社
代表者 :代表取締役 中澤 拓二
所在地 :〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目28番5号 3階
事業内容:◆先端技術の社会実装事業
◆AIを用いたプロダクト開発・販売
◆AIビジネスの事業企画、サービス開発支援、コンサルティング業務
設立 :2018年5月
資本金 :2億3200万円(資本準備金を含む)
〈本件お問い合わせ先〉
Intelligence Design株式会社
担当 :Business Development Group 末廣
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