Logitechが複数のAIコーディングツールやIDEをまたいで操作できる開発者向けキーパッド「MX Keypad」を発表しました。価格は99.99ドル(99.99ユーロ)。グラファイトとペールグレーの2色を用意し、一部の市場ではすでに販売中です。
MX Keypadは9つの液晶ディスプレイキーとページ切り替えボタンを備えた「AIコントロールセンター」。GitHub Copilot、Claude Code、VS Code、IntelliJ IDEAなど複数のAIコーディングツール・IDEを横断して操作でき、複数のアプリ・エージェントにまたがる操作や、プロンプトのマクロ実行やコードのリファクタリング、コマンド起動等を割り当てられます。

こうしたキーパッドはElgato Stream Deckなどを代表に、従来はOBSでのシーン切り替えなどストリーマー向け・クリエイター向け周辺機器として普及してきました。
Logitech自身も、2023年にStream Deck競合のLoupedeckを買収して以来、2024年には編集用の大きなノブを備えた左手用ダイヤルパッドと、LCDディスプレイキーパッドの「MX Creative Console」(199.99ドル)を投入しています。
最近ではAIコーディングツールの浸透に伴い、生成コードの承認・却下をボタンに割り当てる用途も目立ち始め、7月にはOpenAIがまさにその用途で専用マクロパッド「Codex Micro」(230ドル)を発売済。13個のメカニカルキーのうち6個が発光し、Codexのエージェント状態を色で示す仕様でした。
ロジが今回発売したMX Keypadは、クリエイター向けのMXクリエイティブコンソールからキーパッド側だけを独立させ、開発者向けのプラグインやアプリ対応を充実させたような製品。
Codex Microが自社エージェント専用機だったのに対し、MX Keypadは複数のAIツール・IDEを横断対応させる汎用ハードウェアという立て付けです。Logitechはクロスアプリ対応・汎用性を差別化点としてアピールしています。
■ 9個の液晶ディスプレイキーとページ切り替えボタン、USB-C有線接続
MX Keypad本体は高さ91.7mm、幅77.9mm、奥行25.5mm、重量96g。
9個のフルカラーLCDキーとページ切り替え用の2ボタンを備え、最大15ページ分の画面を切り替えられます。付属の1.5m USB-Cケーブルで接続する有線方式で、Bluetooth等の無線接続はありません。動作環境はWindows 10以降(ARM64機は非対応)またはmacOS 13以降です。

対応ツールはVS Code、GitHub Copilot、IntelliJ IDEA、Claude Code、OpenAI Codexに加え、Zoom、Teams、Notion、Slack、Figma、Adobe Photoshop、Final Cut Pro、DaVinci Resolve、OBS Studioなど。
開発者向けという売り方の一方で、対応範囲は姉妹製品「MX Creative Console」が担ってきたクリエイター・ストリーマー用途ともかなり重なっています。
■GitHubとの連携と開発エコシステム
MX KeypadはGitHubと緊密に連携して開発され、VS CodeとIntelliJ向けにコードナビゲーションやエージェント起動などのネイティブ統合を搭載しています。購入者にはLogi Options+経由でGitHub Copilot Pro+の3カ月無料特典も付属。
GitHubのVP of Developer RelationsであるMartin Woodward氏は、GitHub Copilotとの作業がワークフローの自然な一部になるとコメントしています。

独自の連携ツールを構築できる「Logi Actions SDK」も用意され、AIエージェントを使えば短時間でカスタム統合を作成できるとしています。
MX Keypadはグラファイト・ペールグレーの2色展開で、9月8日より一部市場で販売中。価格は99.99ドル(99.99ユーロ)。











