3割安い「Meta Glasses」発売 見たままインスタ投稿やMeta AI対応スマートグラス、レイバンやオークリー同等仕様の自社ブランド版

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MetaとEssilorLuxotticaは8月26日、AIグラス「Meta Glasses」を日本で発売しました。

Meta Glasses は一般的なサングラスや樹脂フレームメガネの形状にカメラとスピーカー、マイクを搭載して、スマホのMeta AIアプリと連携するスマートグラス。

見たままを動画や写真に撮って Instagram や Facebookに投稿したり、ハンズフリーで通話したり音楽を聴いたり音声ライブ通訳したり、AIアシスタントに見せて「これを翻訳して」「これは何?」と訊く等ができる製品です。

価格は5万600円(税込)から。5月に発売されたRay-Ban Meta / Oakley Metaグラスより3割ほど安い設定となっています。

■ディスプレイを持たない「カメラ+音声AI」型

いわゆる「スマートグラス」「AIグラス」にも様々な種類がありますが、Meta Glasses はディスプレイを備えないタイプ。

ディスプレイありの Meta Ray-Ban Display (国内未発売) や Even G2 などは映像を眼に届ける特殊な「ウェーブガイドレンズ」を備えますが、Metaグラスのレンズは普通のメガネやサングラスと同じただのレンズなので、眼鏡店で気軽に好みの度数や色に交換できます。

ハンズフリーでの写真・動画撮影(動画は3分まで)ができる1200万画素カメラ、耳をふさがないオープンイヤースピーカー、風切り音を抑えるマルチマイクアレイを搭載。声で「Hey Meta」と呼びかけるか、テンプルのアクションボタンまたはタッチで操作するのも、すでに国内で販売中のRay-Ban Metaと共通です。

バッテリー駆動は単体の通常仕様で8時間以上、付属の折りたたみ式充電ケースにより最大40時間分。

フレームはスクエア型の「Meta Adventurer」(スタンダードとラージの2サイズ)、フレームの主張が強い「Meta Fury」、オーバル型「Meta Glasses by Kylie」(Starfire)の3種類。

Classic BlackやRacing Green、Merlotなどのカラーと、サングラス、Transitions、偏光、クリアの各レンズの組み合わせで26スタイルを展開します。

スタイルとしてはベーシックですが、セレブ実業家のカイリー・ジェンナーとコラボしたStarfire Kylie Edition は細めのオーバル型で、これまでのMeta AIグラスにはないタイプです。

■購入後に眼鏡店へ持ち込める度付き対応

度付きレンズは-12から+2.25までの総度数範囲に対応し、どのフレームにも取り付けられます。購入後に自分の好きな眼鏡店へ交換を依頼しても保証は無効にならず、作業中にフレームが破損した場合は一部の例外を除いて無償交換の対象になるとしています。

ノーズパッドは3方向に調整でき、テンプルチップも調整可能なオーバーエクステンションヒンジを採用します。日常的に眼鏡をかける人口が多い日本では、この後付けの度入れ対応が購入判断を左右する要素になりそうです。

■ カメラは周囲から見える撮影ライト搭載、オフ設定なし

カメラありのスマートグラスは、カメラ付き携帯電話が現れたときのようにプライバシー懸念が話題になっていますが、撮影時はシャッター音とともに前面の「キャプチャLED」が白く点滅して周囲に知らせる仕組み。従来のMeta AIグラスでは、このライトをオフにする設定はなく、配線を切ったり完全に塞ぐと撮影ができなくなります。

とはいえ、シャッター音はイヤースピーカーからなので静かな環境以外では周囲から聞こえず、「メガネが光っている」ことに気づいても、それが撮影されている意味だと結びつくとはかぎりません。撮影ライトの迂回対策も完全ではなく、数年前から人気商品となっている米国では、かつてのGoogleグラスのようにプライバシーへの懸念が議論になっています。

一方で、盗撮目的ならば顔面が光ったり、レンズが見えていて言い訳のできないスマートグラスを使うより、動画撮りっぱなしで光りもせず、不審に思われないスマホを見ているていで超広角撮影するかポケットに入れたり、カメラに見えない小型カメラを使うほうがよほど手軽かつ実効性があるのも確か。

AppleのAirTagが、ストーカー対策機能を備えて人の追跡には使いにくいにもかかわらず、知名度でストーカーに使われるように、スマートグラスでハンズフリー撮影自体が増える効果はあるかもしれません。いずれにしろ、カメラの持ち込みやスマホの操作が盗撮対策として禁じられている、好ましくない場所では着けずにしまったほうが良さそうです。

■違いは仕様よりも価格とブランド

日本での価格は5万600円から。5月に発売されたRay-Ban Meta (Gen 2)は7万3700円から、Oakley Meta HSTNは7万7220円からなので、Metaグラスは約3割ほど安いことになります。

カメラやバッテリー等の仕様は Ray-Ban / Oakley モデルと同等 (アスリート向けで別仕様のOakley Meta Vanguardを除く)。

製造パートナーは従来と同じEssilorLuxottica。Ray-Ban や Oakleyをはじめ多数のブランドを所有するメガネ / サングラスの一大帝国です。

米国ではFacebook時代の2021年に、「SNSに見たまま投稿できるメガネ」の位置づけで初代の Ray-Ban Stories を発売して以来、2023年には現行モデルのベースとなるRay-Ban Meta、2025年にはカメラ仕様やバッテリー駆動時間を改善した Ray-Ban Meta Gen 2、2026年には装着感と調整を改善し幅広い処方レンズに対応した ~ Optics モデルと世代交代や新機種追加を重ねてきました。

性能の向上につれて、ベースモデルの価格も299ドルから379ドルへと上がっていたところ、自社ブランドモデルの Meta Glasses がやや安価な製品として登場した流れです。

ディスプレイなしのカメラ+オーディオ型スマートグラスは、Meta自身が Qualcomm等と共同でプラットフォームを切り開いたこともあり、いわゆるジェネリックな製品が各社から多数登場している状況。Meta的には下の価格帯も取りこぼさず、Meta AIユーザーを増やすための新製品と考えられます。

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