無料で文字起こし無制限のAIレコーダ Comu Action Pro発売 6マイクで70時間録音、議事録からフォローメールや資料作成まで手伝う「AIワークメイト」

テクノロジー AI
Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

AIボイスレコーダーのComu (旧 Comulytic)が、第2世代モデル「Comu Action Pro」を発売しました。

最近よく見かけるカード型の「AIボイスレコーダー」製品ながら、録音と文字起こしだけでなく、その後のフォローアップメールやプレゼン草案作成、タスク整理とリスト化までAIがやってくれる「AIワークメイト」を名乗っています。

特徴は追加課金やサブスクなしで無制限にAI文字起こしと基本要約が使える、連続70時間録音、録音状況が分かりやすいOLEDディスプレイ搭載、専用クリップやケーブル不要のUSB-C直充電など。

メーカー希望小売価格は39,800円のところ、9月20日までは発売記念価格29,800円(税込)。

■ 「Note」 から「Action」 Pro、記録係からその後の仕事も

前世代のレコーダーは Note Proでしたが、新製品ではノートではなく「Action」Proに。業務時間を奪うのは会議そのものより「会議後の作業」であるために、新製品は「会議のあとの仕事まで担うAI」を載せているとメーカーは説明しています。

具体的な新機能は、ワンタップで生成できるフォローアップメールやプレゼン草案やタスクリストなど。

無料プランでも文字起こしと基本要約までは無制限に使えますが、その後の高度なAIエージェントワークフローは独自のクレジットを消費します。無料プランで使えるのは月500クレジット分まで。それ以上は追加課金でクレジット購入か、サブスクの必要があります。

作業をさせるAIモデルも、既定の「自動」から、Claude や Gemini、GPT、DeepSeek、Kimiなどの各モデルを選択可能。DeepSeek V4 Flashなら0.2xクレジット、GPT-5.6 Solは4xなど、APIコストによってクレジット消費が異なる仕組みです。

■ 6マイクアレイで最大7m先まで録音、最大70時間

マイクは全指向性×4、指向性×1、骨伝導×1からなる「適応型6マイクアレイ」。AIによる音声強調・ノイズリダクションを組み合わせ、複数人の同時発言や周囲の生活音がある環境でも安定した集音をうたいます。公称の最大集音範囲は約7メートル。1,000mAhバッテリーで最長70時間録音。

本体サイズは約91×60×5.5mm(最厚部7.5mm)、重量約52g。同価格帯のカード型レコーダーPlaud Note Pro(85.6×54.1×2.99mm、約30g)やNotta Memo(86.1×55.1×3.5mm、約28g)と比べるとやや厚く重め。

■ 実機ファーストインプレ

メーカーからお借りした Comu Action Pro を短時間ながら触ってみました。デバイスとしてのファーストインプレッション、気づいた点は、

0.95型AMOLEDディスプレイは意外と便利。レコーダーで不安になる「本当に録れているかどうか」が、LEDの色だけでなくディスプレイで、録音時間まで見える。共有の進捗・一時停止や、後述のAIボタンを使ったAIへの指示が通ったかなども確認しやすい。

録音ボタンと独立したAI指示ボタン。アプリのComu AIに直接指示したい場合、本体に録音ボタンとは別にあるAI+ボタンを押してPTT的に送れる。録音メモ自体に指示を含めることもできるが、録音と転送、中身の解釈を待って、アクションが提案されたらボタン承認、の手間をAIボタンでショートカットできる。

USB-C直充電対応。独自のピンやクリップ、無線充電パッド式ではなく、USB-Cケーブル直結。使う前にバッテリーが少ないことに気づいても対応しやすい。

基本の文字起こし無制限は気が楽。月に何分まで、クレジット消費で~の場合、とりあえず長時間全部録っておいて、あとから概要を見たりAIに訊いて、というAI時代の使い方がしづらいが、こちらはとりあえず文字起こしと概要までは勝手にやってくれる。

自動転送が楽。スマホでアプリがバックグラウンドでも動いていれば、録音が終わったあと、何も操作せずに自動でスマホに転送、文字起こしまでやってくれる。録った後にタイムスタンプや長さを手がかりにタイムスタンプ確認、といった前時代的な作業がない。同期のタイミングも速い。

といったところ。

肝心のAI機能についての検証はこれから。なお、モデルとしての Claude や Gemini 、GPTを選べるからといって、別に使っている Claude や Gemini、ChatGPTのサービスとは別。自動的に ChatGPT や Claude のコンテキストになってくれるわけではなく、Comu アプリ内でのバックエンドとしてAIモデルを選択できる機能です。

「先回り機能」は8月末からの提供予定など。イヤホン経由の録音は2026年10月提供開始予定など、発売直後にもアップデートが待ち受けているようです。

料金プランは、文字起こしと基本要約が無制限・無料の「スターター」(翻訳は月1回、エージェントクレジット月500)に加え、有料の「プレミアム」(年払い月額1,733円、月払い2,980円、エージェントクレジット月5,000)と「エリート」(年払い月額4,983円、月払い6,800円、エージェントクレジット月40,000)など。

AI文字起こしが一般化したいま、ボイスレコーダーに求めるのは誤認識を減らす録音の品質、いざというときに使えるバッテリーと充電方法、常に持ち歩いて邪魔にならない可搬性、転送の手軽さ、録ったあとの活用しやすさあたりですが、基本の文字起こしや概要生成ならば無料で無制限に使えること、聞き直したり読んで探すことなくAIに訊いて探せるのは秀逸。時間を気にせず録って、テキストにできるからこそAIが活きてきます。

いわゆる伝統的なボイスレコーダー世界観にAIを取ってつけたような製品もありますが、Comu Action ProはもっとAIファーストな製品、たとえばMeta傘下になったLimitless のペンダントの使い勝手と共通するものがあります。

《Ittousai》

Amazon売れ筋ランキング

Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

BECOME A MEMBER

『テクノエッジ アルファ』会員募集中

最新テック・ガジェット情報コミュニティ『テクノエッジ アルファ』を開設しました。会員専用Discrodサーバ参加権やイベント招待、会員限定コンテンツなど特典多数です。