ソニーが2028年1月以降にPS向け新作ゲームの物理ディスク販売を終了する方針を発表した直後、ライバル機のXboxを展開するマイクロソフトは、ユーザーがディスク版ゲームをデジタル版として扱えるようにする新機能のテストを開始したと報じられています。
マイクロソフトとソニーはそれぞれ現行機種のXbox Series S、PlayStation 5に「デジタルエディション」と称する光学ドライブ非搭載モデルを用意しています。プレイしなくなったゲームを中古ゲームショップに売却したり、友人との間でゲームを貸し借りすることのない人ならば、ダウンロード販売やXbox Game Passのようなサブスクリプションで事足ります。任天堂も昨年「Game-Key Card(キーカード)」と呼ばれるダウンロード専用の物理カードを導入しました。
さらに、11月に発売される人気作『Grand Theft Auto VI』は、デジタル版のみでの発売となることが発表済みであり、ゲーム業界全体で脱・物理媒体の流れが加速している状況が鮮明になりつつあります。

しかし、次世代機がディスクドライブを搭載しないとなれば、大量の作品をディスク版として購入してきたゲーマーは、引き続き旧ハードもプレイ可能な状態で維持し続けなければなりません。
今回のマイクロソフトの動きは、そんなゲーマーに引き続きゲームを楽しめるようにする仕組みとして提供されるのかもしれません。
報道によれば、このディスク to デジタルプログラムは、物理ディスクにデジタルバージョンのゲームを紐付ける仕組みとされています。一度デジタル化されたゲームは、ディスクをドライブに入れなくてもプレイできるようになるとされており、別のXbox本体にディスクを挿入した場合はそのシステムに紐付けられたアカウントにデジタルコピーが移行する模様です。
このプログラムの特徴は以下のとおりです。
・対象はXbox OneおよびXbox Series X/Sの一部タイトルに限定される見込み
・オリジナルXboxおよびXbox 360のタイトルは対象外となる可能性が高い
・Xbox Cloud Gamingに対応したタイトルであれば、Game Passメンバーはストリーミングプレイも可能になるとされている
・Xbox Play Anywhereにも対応し、PCやハンドヘルド機でのプレイもサポートされる見込み
なお、一度デジタル化したゲームのディスクは、他人に貸し出したり売却したりすることはできません。もしこのルールを守らなかった場合は、デジタルコピーへのアクセス権が失効するとされています。これにより、1枚のディスクを複数人で共有してプレイするといった使い方は防止されます。一方、ディスクの下取りや中古売買自体は引き続き可能とされていますが、具体的な権限の範囲や機能の詳細についてはまだ明らかになっていません。
Windows Centralは、次世代Xbox「Project Helix」がディスクドライブを搭載しない可能性があると報じています。またThe Vergeは、Xboxが今後数か月以内にこのディスク to デジタルプログラムを正式発表する可能性があるとしています。








