PCが紛失・故障しても同構成のクラウドPCで代替できる「Windows 365 Reserve」プレビュー公開。1年に10日だけ

ガジェット PC
新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。

特集

マイクロソフトは、紛失や故障などによってPCが突然使えなくなったときに、一時的にあらかじめ同じ構成に設定されたクラウドPCを利用可能にすることでPCでの仕事が続けられる新サービス「Windows 365 Reserve」のプレビュー公開を発表しました

Windows 365 Reserveは、情報システム部門が管理ツールのMicrosoft Intuneを通じて物理PCと同じ構成に設定したクラウドPC、つまりクラウド上に作られた仮想デスクトップPCを、ユーザーが1年間のうち10日間利用可能になるというサービスです。

これによって、PCの紛失や故障、盗難といった突発的な事態が発生したとしても、タブレットや別のPCからWebブラウザや仮想デスクトップにアクセスできるWindows App経由でクラウドPCにアクセスし、One Drive上に保存されている自分の作業データを用いて仕事を継続することができます。

また、新たな従業員が職場に合流したときに物理PCが足りないときでも、PCを調達するまでのあいだ一時的にwindows 365 ReserveのクラウドPCを利用してもらうことも可能です。

情報システム部門はMicrosoft Intuneを通じて物理PCもクラウドPCも統合的に管理でき、さらに従業員のPCの故障時の対応や予備PCの準備と貸し出しなどの煩雑な管理などが軽減されることになります。

Windows 365 Reserveは間もなくプレビュー公開となり、現在は待機リストへの申し込み受付中です


この記事は新野淳一氏が運営するメディア「Publickey」が2025年6月23日に掲載した『マイクロソフト、PCの紛失や故障などのとき一時的に同構成のクラウドPCが使える「Windows 365 Reserve」プレビュー公開』を、テクノエッジ編集部にて編集し、転載したものです。

《新野淳一》

新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。

特集

BECOME A MEMBER

『テクノエッジ アルファ』会員募集中

最新テック・ガジェット情報コミュニティ『テクノエッジ アルファ』を開設しました。会員専用Discrodサーバ参加権やイベント招待、会員限定コンテンツなど特典多数です。