高級レトロ携帯ゲーム互換機Analogue Pocket、4月6日午前0時に再入荷。PCエンジン/ネオジオポケット/Lynxアダプタセットと共に即時出荷

ゲーム Nintendo
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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ゲームボーイやGBA実機カートリッジが動く携帯ゲーム互換機Analogue Pocketと、PCエンジンやネオジオポケット、Atari Lynx対応を追加するPocket Adapterセットが、再入荷と次の出荷予定を告知しました。

日本時間で4月6日午前0時(4月5日深夜)から発注でき、24~48時間以内に出荷します。

AnalogueはFPGA(プログラマブル回路)による高い再現度と低遅延、実機のROMカートリッジや周辺機器がそのまま使えるレトロゲーム互換機に定評あるメーカーです。

Analogue Pocketは標準でゲームボーイ/ゲームボーイカラー/ゲームボーイアドバンスのカートリッジが遊べる携帯型の互換ゲーム機。

別売りのアダプタを使うことでゲームボーイ系以外のレトロ携帯ゲーム機にも対応し、現在はセガのゲームギア用アダプタが単品で、さらにPCエンジンのHuカード(スーパーグラフィックス等対応)、ネオジオポケット/ネオジオポケットカラー、アタリLynx用カートリッジ対応アダプタは Pocket Adapter セットとして販売中です。

Analogue Pocket本体は、発売当初から即完売が続き高額の転売も目立った人気商品ながら、ここ最近は蓄光(夜光)モデルや透けるスケルトンモデル、歴代ゲームボーイの色にあやかった Classic Limited Editionsなど限定版をさみだれ的に投入。


標準モデルを持っていてもコレクター的に欲しくなってしまう限定色だけに、やはり即完売を繰り返していました。昨年末には久しぶりの標準色ホワイトとブラックを再入荷しましたが、ほどなく売り切れています。


またカートリッジアダプタ3種セット「Pocket Adapter Set」は2019年に発表してから延期を重ね、ようやく今年2月に出荷。PCエンジン/ネオジオポケット&カラー/ Lynxに対応するセットで、すでに単品で販売中のゲームギア用アダプタは含まれていません。

Analogue Pocket本体のディスプレイはレトロ携帯ゲーム互換機らしく小さな3.5インチですが、解像度は超高精細な1600×1440。

初代ゲームボーイは160 x 144ピクセルなので、1ピクセルあたり10 x 10ピクセルで100倍の解像度です。この高精細で、粗くて格子状の隙間が見えた実機液晶の見え方を再現するこだわりです。

GBAならばオリジナルなのか、バックライトがついたSPなのか、PCエンジンならばトリニトロンのブラウン管なのか、画素の構造が違い粗い携帯機PCエンジンGTの液晶なのかも表示モードを切り替えて、色味も含めて再現します。

さらに実カートリッジでステートセーブ(その場セーブ)やスクショ撮影、スリープからの再開といった現代ゲーム機の親切さも備えており、ドックを併用すれば外付けディスプレイにHDMI出力して大画面でも遊べます。

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かつてのカートリッジは山ほどストックがあるものの、携帯ゲーム機本体が紛失あるいは電源が入らない。またプレイ環境は揃っているが過去の粗い液晶画面が老眼に厳しい、いつまで待っても現世代ゲーム機向けに好きなレトロゲームが復刻されないなど、当時現役だったゲーマーの抱える数々の悩みを解消してくれるはず。

もちろん、自分が生まれる前のレトロゲームの世界に興味をもって人気シリーズの起源を尋ねたり、箱いっぱいの謎のゲームソフトらしきものを継承して興味が湧いた若者も、快適にレトロゲームの世界を探索できます。

これまでAnalogue Pocketは予約即完売が続きましたが、昨年末の白黒モデルは予約受付からしばらくは発注が可能だったこと。また、Analogueの他のレトロゲーム互換機よりも再入荷する回数が多く、すでに欲しい人の手にはある程度渡っていると思われることから、入手できる見込みは高いかもしれません。

もっとも、あくまで「推測」あるいは「希望的観測」に過ぎないため、自己責任のもとで4月6日午前0時を待たれることをお奨めします。

Analogue Store

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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