ニンテンドー3DSとWii Uのオンライン、2024年4月9日にサービス終了。購入済ソフトの再DLは引き続き可能

ゲーム Nintendo
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Image:任天堂

任天堂は、ニンテンドー3DSソフトおよびWii Uソフトのオンラインプレイサービスを、2024年4月9日(火)午前9時に終了します。

昨年10月にも「2024年4月上旬をもって」終了と予告していましたが、詳しい終了日時が決まったため、改めて告知しています。


オンライン協力プレイやインターネットランキング、データ配信は基本的に終了します。インターネット通信を使わないオフラインでのプレイは、引き続き楽しめます。

インターネット通信を使った機能が完全に使えなくなるわけではなく、更新データのダウンロード、購入済みのソフトや追加コンテンツの再ダウンロードは引き続き可能。ほか、例外としてポケモンバンクとポケムービーは4月9日以降も利用できます。もっとも将来的には、これらもサービス終了予定とのことです。

またインターネットを経由しないオフラインプレイ、ローカル通信プレイ、すれ違い通信も可能です。ただし、すれちがい通信のうちインターネット通信を使う機能は利用できなくなります。たとえば3DS内蔵ソフトの「すれちがいMii広場」のうち、「ピースあつめの旅」の新しいパネルの配信など。

もともと「2024年4月上旬よりも早く終了するソフトはある」と予告していましたが、昨年末には『スーパーマリオメーカー』ではオンライン接続しようとするとエラーが頻発するとの報告もありました。ざっくり言えば、関連サーバーの一部が停止されたため起こっているようです。

任天堂もあらかじめ「今後サービスの継続が困難となるような事象が発生した場合には、やむを得ず上記の予定よりも前に個別のソフトごと、または全ソフトのサービスを終了させていただく可能性がございます」と断っていたため、これらは想定内の事態でしょう。

初代3DSの発売は2011年2月26日、Wii Uは2012年11月18日発売。いずれも『モンスターハンター』や『スプラトゥーン』などの人気シリーズが賑わったこともありましたが、すでに数年前に生産は終了済みです。今回のオンラインサービス終了は、人によっては二度目の別れを迎えた感慨もありそうです。



《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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