Google初の折りたたみスマートフォンPixel Foldの国内予約販売が、いよいよ6月20日から始まります。
公式Googleストアでの価格は25万3000円。Pixel Foldを購入すると、次回以降に使用できる5万2000円分のストアクレジットが得られるキャンペーンも実施します。出荷は7月中旬以降の予定です。
なお、Pixel Foldはドコモ、au、SoftBankも発売を予定しており、各社とも6月20日から予約受付を開始する予定です。
追記：予約販売が始まりました。
Pixel Foldは、サムスンのGalaxy Z Foldシリーズと同様に左右に開くブック型の折りたたみ端末。開いた状態の大きなメインディスプレイは7.6インチで、畳んだ状態でも使えるよう外側に5.8インチのカバーディスプレイも備えます。
良く似たブック型の二つ折りですが、Galaxy Z Foldシリーズは端末を立てて開いた状態で画面が縦に長いポートレート型であるのに対して、Pixel Foldは横に広いランドスケープ型なのが違いのひとつ。
外側に配置されたカバーディスプレイは2092×1080（アスペクト比17.4:9）で、少し小さめのスマートフォンという印象。Galaxy Z Fold 4のカバーディスプレイのように極端な縦長ではないので、閉じたままでも従来のスマートフォンと同じ感覚で使えそうです。
閉じた状態でのサイズは高さ139.7mm×幅79.5mm×厚さ12.1mmで、Galaxy Z Fold 4よりも厚みが2～3mm抑えられています。ヒンジの構造にこだわったことで、閉じても隙間はできません。
代わりに重さは283g。筆者がメインで使っていて、ずっしり重いと感じるGalaxy Z Fold 4よりもさらに20g重くなります。
また、例年通りであれば10月にもPixel 8が発表されるはず。PixelシリーズはGoogleのコンピュテーショナル・フォトグラフィ技術もありカメラ性能が大きな魅力で、Pixel Foldは現行フラグシップのPixel 7 Proにかなり近い構成のカメラを採用しますが、Pixel 8のカメラは大型イメージセンサーの採用でさらに性能がアップするとの噂もあります。
加えて、7月末にはSamsungの次期折りたたみ端末Galaxy Z Fold 5とFlip 5も発表が噂されています。
Pixelだけにハードウェアの完成度には期待でき、Googleの先進的ソフトウェア機能を真っ先に試せる良さもあるものの、いま、このタイミングで25万円のPixel Foldを即決購入するかは非常に悩ましいところです。
ちなみに、米国のGoogle Storeでは先行で予約が開始されているのですが、この予約者に対して出荷時期の遅延が案内されているとのこと。当初、6月26日～27日に出荷予定だったのが、6月27日～7月7日にずれるようです。なお、現在米Google Storesで予約すると、出荷時期はPorcelainの256GBが8月16日～24日、Obsidianの256GBが8月2日～10日、512GBが8月23日～31日となっています。
Pixel Foldは米国、日本、英国、ドイツの4か国のみでの販売となっており、生産台数自体が少ないと予想されます。早めに手に入れたいのであれば、迷っている暇はないかもしれません。
このほか、6月20日には久しぶりのGoogle製タブレット端末Pixel Tabletも発売されます。価格は128GBモデルが7万9800円、256GBモデルが9万2800円。単に大画面のPixelが欲しい場合には、こちらを選択するのもありでしょう。
