Insta360初のスマホジンバル「Insta360 Flow」 AI追跡の効果を動画で検証

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わっき

デジタル・コンテンツ・デザイナー/パノラマ写真家/YouTuber。1999年にフリーランスとして独立。テレビ/映画/ゲームなど幅広い分野の映像制作を手がける他、YouTuber、動画レポーターとしても活動中。パノラマ写真は1990年代から撮り続けている。

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Insta360初のスマホジンバル「Insta360 Flow」 AI追跡の効果を動画で検証
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360度カメラでおなじみのInsta360シリーズから、新製品となるスマホ用三軸電動ジンバル「Insta360 Flow」が登場したので動画撮影で検証しました。


Insta360としては初となるスマホ用電動ジンバルですが、既に発売されているウェブカメラ「Insta360 Link」にも使われている三軸電動ジンバルの技術を応用しているようです。

以前から定評のある手ブレ補正技術と合わせることで、スムーズな映像が撮影できます。

本体は折りたたみ式となっており、コンパクトに持ち運べます。専用ホルダーにスマホを挟んだら、マグネットで接続して本体を展開。パッと起動してすぐにスタビライズが有効になります。

操作は手元のコントロール部に集約されています。ジョイスティックや各種ボタン操作は他社製品同様ですが、さらにスワイプ操作によるモード切替や、ダイヤルリングによるズーム操作まで可能。今までに体験したことのない操作感。

また本体下部を引き出すとグリップが伸びて握りやすくなり、もう1段伸ばして開けばミニ三脚になってテーブルや地面に固定できます。もちろん1/4インチネジも搭載していますので、三脚にしっかりと固定してタイムラプス映像も撮影可能。


自撮り棒のように本体を伸ばせるだけでなく、角度調節も可能なので自撮りも適度な距離で行なえます。

電動ジンバルとしてのハードウェアスタビライズ性能はもちろん、専用アプリでソフトウェアでも補正をかけているようで、手ブレを防ぐためのいわゆる“忍者歩き”を意識せず、適当に持って歩いているだけでもスムーズな映像が撮影できました。

特筆すべきは自動的に被写体を追従してくれる「トラッキング機能」。従来の他社製品では被写体の前を何かしらが横切ってしまうとトラッキングが無効になってしまいましたが、本機は人物を認識してすぐにトラッキングを再開してくれます。

他にも被写体を全アングルで追跡できたり、スローやズームにも対応していたりと、今まで使ったどのスマホ用電動ジンバルよりもトラッキング性能が安定しています。

いろいろ撮影しているとスマホのバッテリーも減ってしまいますが、USBケーブルで接続すればFlow本体がモバイルバッテリー替わりにもなり、スマホに給電しながら長時間撮影することもできます。

さらにクリエイターキットにはLEDライトも付属しており、Vloggerやライブ配信者などにも強い味方になってくれそうです。

▲USBケーブルでLEDライトに給電も可能


《わっき》

わっき

デジタル・コンテンツ・デザイナー/パノラマ写真家/YouTuber。1999年にフリーランスとして独立。テレビ/映画/ゲームなど幅広い分野の映像制作を手がける他、YouTuber、動画レポーターとしても活動中。パノラマ写真は1990年代から撮り続けている。

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