スマホと合体する10倍ズーム巨大カメラXMAGE Z10を触ってきた。ファーウェイの本気のカメラがスゴイ(山根康宏)

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山根康宏

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香港在住携帯研究家

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日本で販売中の高性能カメラスマートフォン、OPPO「Find X9 Ultra」は別売のテレコンバーターレンズを装着することで、210倍の望遠撮影が可能です。

このようなテレコンバーターレンズは海外でvivo、HONOR、そしてファーウェイも販売するなど、中国メーカーの最近のトレンドになっています。ファーウェイが9月に発表したフラッグシップ機「Mate 90 Pro Max」にも同様のレンズが販売されています。

しかしただのレンズでは飽き足らず、1インチセンサーを内蔵した「外付けカメラ」をファーウェイが発売しました。「HUAWEI XMAGE Z10 Modular Camera」(以下、Z10 Camera)というこの製品は、デザインそのものが交換レンズ。

鏡筒が繰り出し最大10倍撮影も可能です。対応するスマートフォンはMate 90シリーズの上位モデル、「Mate 90 Pro Max Collector's Edition」と「Mate 90 RS Ultimate Design」の2機種です。

Z10 Cameraは対応モデルのカメラバンプ部分の欠き取り部分と、バンプ下部の接点を使って接続します。この接点は電気信号と給電用で、Z10 Cameraからの映像は特殊な無線接続を使うとの説明です。

スマホからの給電を必要とするため、Z10 Cameraは単体では使用できません。なお製品パッケージにはカメラ収納袋、三脚用マウント、フード、スマートフォン用ケースなどが付属します。価格は5999元、このカメラだけで約14万円もします。

このようなアタッチメント式のカメラはかなり昔にソニーやオリンパスからも登場しましたが、Z10 Cameraの違いはファーウェイのスマートフォンに特化した製品になっており、装着後はスマートフォンのカメラアプリから直接コントロールが可能、アプリ内で正確な倍率表示も可能です。

さらに無線接続も高速で安定性があり、有線接続のような早さで画像や映像を本体に保存できます。筆者は実際に深センのファーウェイストアで実機を触ってみましたが、外観もさることながらもはやこれはスマートフォンではなくカメラだ、と感じたものです。

Z10 Cameraは高級カメラの交換レンズクラスの性能を持っていることから、アクセサリも本格的なものが販売されます。SmallRigからは77mmのフィルターを取り付けできるアダプターが登場。豊富なカメラ用の様々なフィルターを使い、物理的に写真や映像にエフェクトをかけることができます。価格は299元(約7100円)。

さらにSmallRigからは専用のケースも登場しました。商機をうまく捉えた製品だと感心します。でも実際にスマートフォン本体が薄く軽いこともあり、Z10 Cameraを装着したまま持ち歩くのはあまり使い勝手がよいとは感じません。

Z10 Cameraは交換レンズのように後部がむき出しになる構造ではないため、使わないときは気軽に取り外せます。このケースは、そうして取り外したZ10 Cameraを収納し、持ち運ぶためのものです。価格は329元(約7800円)。

なおスマートフォン本体は、Mate 90 Pro Max Collector's Editionの最小構成、16GB+512GBモデルが10999元(約25万6000円)。スマートフォンとカメラで合計約40万円、アクセサリを追加すると約41万円。

ここまでの金額なら素直に高級デジタルカメラを買ったほうがいいという声が必ず聞こえてきますが、筆者はそうは思いません。スマートフォンならではの写真のAI補正、動画の編集、SNSへの直接アップロードは、カメラでは困難です。もちろん本格的な写真を撮るならカメラがいいでしょうが、ファーウェイのアプローチはあくまでも「スマホカメラの高性能化」なのです。

ところでこのZ10 Cameraは、スマートフォンのカメラバンプにねじ込むように取り付けるために、カメラ側のマウントの内部形状を変えて、Mate 90 Pro Max Collector's Edition、Mate 90 RS Ultimate Designそれぞれに対応するモデルが別々に販売されています。

非公式ですがカメラの内側のマウント部分のみは取り外し可能で、スマートフォン側に合わせたものを固着。カメラ本体は1つの製品だけしかありません。

ここで気になるのがファーウェイのカメラフォン、Puraシリーズへの対応です。最新の「Pura 90 Pro Max」を含め、Puraシリーズ上位モデルはカメラバンプが三角形です。当然ながら、来年でてくるだろう「Pura 100」シリーズにもこのZ10 Cameraは対応するはず。

マウント変更では取り付けできそうになく、単純に背面のカメラの無い部分に専用ケース経由で装着する、なんて機構になるかもしれません。

さて筆者はこのMate 90 Pro Max Collector's EditionとZ10 Cameraを買うべくお金をためているところですが、iPhone Duoが発売日に購入できることになってしまったことと、中国でZ10 Cameraの購入が難しく、予約できても次回入荷は11/15とだいぶ先。そのため購入は年明けになってしまいそうですが、なんとか入手してまたレビューなど書こうと思っています。

《山根康宏》

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