Gensparkは7月21日、AIワークスペースの大型アップデート「AIワークスペース6.0」を発表しました。
目玉は同社初の自社ハードウェアとなるAIボイスレコーダー「SecondBrain Note(セカンドブレイン ノート)」。クレジットカードサイズの薄いレコーダーで、録音した音声をクラウド上のメモリー機能と自動で連携させ、文字起こしから要約、資料化までをシームレスにつなぎます。
■高精度で伝える4マイク搭載 「会議外の会話」も
SecondBrain Noteは、会議や日常の会話を「話すだけ」で記録・要約・構造化する専用デバイス。録音した音声はGensparkのアプリ上で自動的に文字起こしと要約が行われ、そのまま資料作成やタスク化、メールの下書きへ展開できます。商品ページの惹句は「人は聞いたことの83%を忘れる」

Gensparkは、様々なビジネス情報を横断して記憶し続けるクラウドメモリー「SecondBrain」を世界最先端とうたい、レコーダーSecondBrain Note をその入力端末に位置づけています。会議をAIに理解しやすい高精度で記録できること、口頭のやり取りまで蓄積の対象に含める点を訴求しています。
▲ハードウェア仕様は一般的。価値はシームレスな連携
本体は85.6×54.1×2.95mmのカードサイズに重さ26g。マイクはアレイマイク4基に骨伝導(VPU)マイク1基を加えた構成で、最適録音距離は1~5メートル。転送にBluetoothとWi-Fi対応。
連続録音時間は35時間、内蔵ストレージは64GB、バッテリーは500mAh(充電時間2時間)。Type-Cのマグネット式充電ケーブルと、MagSafe / Qi2互換スマホの背面に貼り付くマグネット式カードホルダーを同梱します。
(MagSafe / Qi2 で無接点充電するわけではなく、ホルダーのマグネットは固定用のみ。充電はマグネットで位置合わせするピン式の端子)
仕様としては、先行するPLAUDなどのAIボイスレコーダーと重なる部分も多数。一方で、この種のデバイスでは録音性能そのものもさることながら、記録がどれだけなめらかにAIやワークフローへ引き継がれるか、同期の手間や活用までのフローで大きな差がつきます。
SecondBrain Noteの意義がGenspark上の作業やメモリーに録音が自動で流れ込む一体感にあるとすれば、Genspark のユーザーにとっては高い利便性のあるレコーダーになりそうです。
■ワークスペース6.0も発表

6.0では本機のほか、AIと会話しながら共同作業するコミュニケーション空間「GenTeam」、AIエージェントを組み込んだメールクライアント「GenMail」、プレビューから正式版となったダッシュボード作成「AgentBase」とデザイン制作「Design」が加わりました。ChatGPTやGemini、Claudeなど70以上のAIモデルを統合し、指示に応じて最適なモデルを自動で選定する仕組みを備えます。
Genspark は日本市場のエンタープライズプラン向けに国内データレジデンシーの提供も開始しました。2026年1月の本格参入から、コメ兵ホールディングスや東洋経済新報社、パソナグループなど新たに9社が導入したとしています。
■価格・提供と日本市場
SecondBrain Noteは期間限定179ドル、通常199ドル。文字起こしは無料プランで月300分まで、有料のPlus / Proでは無制限(最長24時間 / 日)。









