Metaは、イタリアのアイウェアメーカーEssilorLuxottica(エシロールルックスオティカ)とのパートナーシップによるAIグラスの新製品「Meta グラス」を発表しました。
Metaグラスは299ドル(約4万8000円)からの価格設定になっており、Ray-Ban Metaモデルより80ドルほど安価です。ちなみにEssilorLuxotticaは傘下にRay-BanやOakleyなどを抱えており、Metaグラスは両社の提携関係をさらに拡大する商品となります。
MetaのCTO(最高技術責任者)アンドリュー・ボズワース氏は発表イベントで、「市場の多くの場所に存在できることが重要であり、人々へのリーチはデザインやスタイルだけでなく、価格帯にも関わる」と述べ、今回のMetaグラスでは、Meta Ray-BanやMeta Oakleyとは別に、より幅広い選択肢を提供することが目的だとしています。

Metaグラスには、小型の「Adventurer」、やや大きめで丸みのある「Fury」、そしてインフルエンサー・実業家のカイリー・ジェンナーがデザインした「Metaグラス by Kylie」という3種類のフレームが用意されます。Metaグラス by Kylieは、装着時にカスタムチャイム音を慣らす機能や、ジェンナー自身の声を再現するAI音声が搭載されているとのこと。
また、3モデル共通の機能としては、内蔵のカメラとスピーカーがにより、音楽再生、翻訳、周囲状況に関してAIに問い合わせ、回答を得るといった機能のほか、新搭載のAIモデル「Muse Spark」によって、写真からの詳細情報の抽出や、ユーザーの個人的な好みを記憶する能力が向上しているとMetaは説明しています。なお、既存のRay-BanおよびOakleyモデルについては、ソフトウェアアップデートを通じてMuse Sparkが提供される予定です。
その他の主な機能は以下のとおり
・専用アクションボタンによるMeta AIの呼び出し
・オープンイヤー型スピーカーによる通話・音楽・ポッドキャスト再生
・高度なマイクアレイによる風切り音低減
・ハンズフリーでの写真・動画撮影
・8時間以上のバッテリー駆動
・最大40時間の追加充電が可能な携帯用充電ケース
・3段階調整可能なノーズパッド

いずれのモデルも、度付きレンズにも対応しており、発売時点で26種類のスタイルが用意されています。また、Metaは今回のMetaグラスに対応する新しい充電スタンドも発表しています。

CNNはMetaグラスを事前試用したところ、イチゴのカロリー推定、アラビア語の看板の英語翻訳、近隣の博物館の案内といった日常的に活用できそうな機能が試せたと伝えています。
ただ、これらの機能は既存のRay-BanやOakleyモデルにもみられるものであり、プライバシー侵害などの問題からカメラ内蔵のAIスマートグラスに懸念を持つユーザー層を納得させるようなものではないとCNNは指摘しています。
なお、上記のようなAIスマートグラスが抱える問題はMetaも認識していますが、ボズワース氏は「悪意ある行為者とのいたちごっこだ」としつつも、改善に取り組んでいるとしています。
Metaグラスは本日より米国、英国、カナダ、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、アイルランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、オーストリア、ベルギー、オランダ、スイス、オーストラリアで販売を開始しています。日本ではMetaの日本語サイトにMetaグラスが掲載されているものの、購入可能な状態にはなっていません。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)











