スター・ウォーズの日で大幅割引のMay The 4thセール。近作『Outlaws』半額、古典タイ・ファイターやポッドレーサーも最大85%オフ(おすすめタイトル)

カルチャー Film / TV
Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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5月4日スター・ウォーズの日にあわせて、今年も各ストアがセールを実施しています。

近作のオープンワールドRPG『Star Wars 無法者たち』は半額、評価の高いジェダイ剣戟アクション『Star Wars Jedi』シリーズ(Fallen Order / Survivor)はそれぞれ85% / 80%オフなど。

『サイパーパンク』や『ウィッチャー』のCD Projektが運営するゲーム配信サービス GOG では、MS-DOS時代等の古典をモダンな環境で遊べるようにする保全プログラムの一環として、『Dark Forcec』『TIE Fighter』など、1990年代の名作を75%オフで販売中。 元が安いので1.5ドルや2.5ドルで、DRMなし作品が手元に揃います。

ビデオゲーム以外でも、スター・ウォーズの日に合わせてグッズのセールやリバイバル上映、17年ぶりにコンベンション『セレブレーション』を開催した日本国内でもゴールデンウィークにあわせた様々な催しを開催します。

スター・ウォーズ世界オープンワールド『Outlaws 無法者たち』半額

昨年発売されたばかりのオープンワールド悪党RPG『スター・ウォーズ 無法者たち』(Star Wars Outlaws) は、Steam / Epic / PS Store / Xbox等で50%オフ。

映画本編のようにジェダイの騎士が主人公だったり、名もなき庶民かと思えば結局はフォース・センシティブだったり元ジェダイだったりするゲームも多いなかで、アウトローズはスター・ウォーズ主人公のもうひとつのアーキタイプである「Scoundrel」、つまりはハン・ソロのような無頼、ならず者をプレイする作品。

オープンワールドゲームとして特に成功したかと言われると微妙な点、良くも悪くも繰り返しが多く、ファンなら誰にでもと勧められる作品ではないものの、スター・ウォーズ世界の背景やいわゆるロアに多少なりとも親しみがあると、これはあの!と嬉しくなる点もあり、映画的スペクタクルだけでないスター・ウォーズ世界に浸る意味では得難いタイトルです。ステルス好きなら。

近年のスター・ウォーズ ゲームとしてはファン以外にも評価が高い『Star Wars: Jedi』シリーズも主要ストアで大幅割引。1本目のフォールン・オーダーは85%オフ 645円、続編サバイバーも80%オフ1940円など。

こちらは映画で描かれたジェダイ大粛清オーダー66を生き延び潜伏していたパダワン(弟子)であるカル・ケスティスが主人公の、ライトセーバーバトルやフォースを使ったパルクール的アクションが存分に楽しめる作品。開発はApex Legends や Titanfallシリーズで人気のRespwan。

パリィや回復アイテムの制限、復活ポイントを使った進行の管理など、フロム・ソフトウェアの人気シリーズに影響を受けた「ソウルライク」なデザインが話題になりましたが、かといってすぐ死ぬんでしょ難しいんでしょというわけでもなく(死ぬは死にますが)、スキルツリーを伸ばして対応できたりと幅広いゲーマー向けの調整です。

こちらも、クローン・ウォーズなど関連作でわずかに語られたものや、これまで背景としてしか語られなかったスター・ウォーズ世界の一部を観光できる楽しさは格別。基本は探索アクション+ストーリードリブンなので、宿命の対決!派手な演出!も見どころです。Xbox Game Pass や PS Plus に加入していれば1作目は定額内の場合も。

GOGは「旧作ゲーム保全プロジェクト」の古典が数百円

CD Projekt のゲーム配信サイト GOG.com でも、新旧スター・ウォーズ作品のMay The 4thセールを実施中です。

今ではグループ会社の販売する『サイバーパンク』『ウィッチャー』はじめ各社AAA作品も扱い、Steam や Epic と並ぶゲーム配信サービスですが、GOG (Good Old Games) の名のとおり、当初は古くなって入手性や最新OSでのプレイが難しくなっていた旧作ゲームを、いつまでも遊べるDRMフリーで配布することに特化していました。

失われてゆく旧作の保全プロジェクトは現在も進めており、最新OSで不具合が出ないようラップしたり、高解像度や入力機器への対応、致命的な進行バグの修正などを施した古典を定期的にライブラリに追加しています。

そうしたタイトルは、1995年に発売された初期のスター・ウォーズFPS作品 『Dark Forces』 (スター・ウォーズのDOOMっぽいやつ)、その続編でジェダイなりきりに重点を置いた名作 『Jedi Knight: Dark Forces II』 、MS-DOS時代のドッグファイトゲームとして評価が高い『TIE Fighter』『X-Wing』のシリーズ等々。どれも旧作価格の75%オフで、1.5ドルや2.5ドルといった格安です。

そのほか、PS3 / Xbox 360世代のコンソールでも人気だった The Force Unleashed シリーズ、リブート版も成功したバトルフロント シリーズの旧作(2004年・2005年)、リメイク・リマスターされるポッドレーサー(Episode I: Racer)も75%など大幅セール中です。

横浜や渋谷でイベント、全国でリバイバル上映も

米国のようにスター・ウォーズを世代や性別を超えたコンテンツとして、ディズニーの他IPと同様に定着させたい野望を諦めないディズニーは、今年も日本各地でスター・ウォーズ リアルイベントを主催・後援します。(画像はディズニー公式のGW後半~イベントカレンダー)。

17年ぶりに国内で開催した『セレブレーション』は早々にチケット完売で大盛況のうちに終了しましたが、横浜では4月26日から5月6日まで、みなとみらい各所にフォトスポットや体験コーナー、展示やストアを展開するSTAR WARS DAY YOKOHAMA MINATOMIRAI 2025 を実施中(公式サイトは https://yokohama-swday.com/)。要するにポケモンがピカチュウでやるアレのスター・ウォーズ版で、通りかかるだけでも否応なくスター・ウォーズ関連のディスプレイが目に入ります。

都内では渋谷TSUTAYAの1階、スマホやキャラものやMeta Quest等々の製品がひっきりなしに体験イベントをしている場所でも STAR WARS GALAXY IN SHIBUYA を実施中。こちらは期間が長く5月19日まで実施。

VTuber方面では、ホロライブの3人が語る スター・ウォーズ部配信が5月3日19時~に配信予定。

映像作品では、映画『ローグ・ワン』の前日譚にあたる『Andor』(キャシアン・アンドー)の最終シーズンが Disneyプラスで配信中。

スピンオフにさほど興味がない、ドラマやアニメシリーズは未履修という人には、スター・ウォーズのために設立され映像表現に革命を起こしたVFXスタジオ ILM (Industrial Light and Magic) の歴史を当事者に訊いたドキュメンタリーシリーズ、『Light & Magic』のシーズン2 はおすすめ。

ライト&マジックを視聴 | Disney+(ディズニープラス)

CGI の映像革命を支えたクリエーターの視点で、ジュラシック・パーク、エピソードI、ツイスター等々の制作について生々しい舞台裏が語られます。

特にスター・ウォーズ エピソード2で、当時話題になったマスター・ヨーダのライトセーバー戦について。脚本には「In a fight that defies description」(形容し難い戦いで)とだけ書かれておりILMチームが頭を抱えた話、煮詰まったILMクルーにジャー・ジャー・ビンクス役のアーメド・ベストが趣味の日本アニメと香港のワイヤーアクション武侠映画(映像では『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』と『スウォーズマン』(笑傲江湖))を勧めてヒントとなった話など、有名エピソードへの当人コメント、初めて明かされる逸話が楽しめます。

《Ittousai》

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