Web3・NFT・メタバースが「幻滅期」入り 「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年」発表

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新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。

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Web3・NFT・メタバースが「幻滅期」入り 「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年」発表
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調査会社のガートナージャパンは、「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年」を発表しました

ガートナーのハイプサイクルは、技術の登場から安定までを5つのステージに分けて説明したものです。5つのステージは、「黎明期」から始まり、「『過度な期待』のピーク期」「幻滅期」「啓発期」「生産性の安定期」まで。この途中で消えていく技術もあります。

米ガートナーはほぼ同時に「先進テクノロジーのハイプサイクル2023年」を発表しています

こちらは別記事で紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。


さて、下記がガートナージャパンが発表した「日本における未来指向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年」の図から、「黎明期」と「『過度な期待』のピーク期」を抜き出したものです。

▲出典:Gartner (2023年8月)

図の左から注目したいテクノロジを見ていくと、「黎明期」のいちばん左には商用核融合炉があり、ポスト量子暗号、月データセンター、デジタル・ヒューマン、自律分散型組織などが並んでいます。

「『過度な期待』のピーク期」には、分散型アイデンティティ、生成AIなどが並びます。

図の続きが以下です。

「幻滅期」にはWeb3、NFT、メタバース、量子コンピューティング、ブロックチェーンなどの名前が示されています。

米ガートナーが発表した「先進テクノロジーのハイプサイクル2023年」と比較すると、こちらの「日本における未来指向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年」の方が大胆なキーワードが含まれているように見えます。


この記事は新野淳一氏が運営するメディア「Publickey」が2023年8月18日に掲載した『ガートナージャパンが「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年」発表』を、テクノエッジ編集部にて編集し、転載したものです。

《新野淳一》

新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。

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