PS5が全世界4000万台を突破。新型のうわさも続く

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

特集

Image:Sony Interactive Entertainment
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ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は7月27日、PlayStation 5の累計実売台数が4000万台を突破したことを発表しました。

2020年11月のPS5発売から約2年8か月のことであり、今年1月に3000万台を達成してから半年で1000万台を積み増したことになります。


これはSIE社長兼CEOのジム・ライアン氏が自ら報告していること。4000万台というマイルストーンを到達したことについて、実現を後押ししたゲームコミュニティの人々に「心より感謝申し上げます」と述べています。

ライアン氏は、2019年にPS5を発表した当時と、2020年11月に発売した頃では、世界の状況が一変したことを振り返っています。まさに「新型コロナウイルスによる前例のない困難の中」で、PS5は船出したわけです。

そして「パンデミックによる厳しい状況は長引き、需要に応えられる在庫を確保できるようサプライチェーンが正常化するまでに何か月も要することとなりました」。そうした供給の制約による品不足は、日本国内でPS5の入荷情報に耳を研ぎ澄まし、店舗を駆けめぐったゲーマーならば深く実感できることでしょう。

さらに「現在、PS5は十分な在庫があり、累積されていた需要にようやくお応えできるようになりました」とも付け加えています。今年1月にライアン氏がCESで述べた「今後は世界中の小売店でより簡単にPS5をお求め頂けるようになる見通しです」との言葉が守られたことは、Amazonを初めとしたネット通販や、現実の店舗での十分な在庫が証明しているところです。

またリリースでは、PS5で遊べるゲームライブラリが2500本以上に上ったことに言及。それらのゲームの中から、全世界のPlayStationプレイヤーの投票により選ばれたトップ40本のゲームも紹介されています。日本の大作アクションRPG『ELDEN RING』から、海外インディゲームの『Inscryption』までラインナップされているのが興味深いところです。

もはや入手しにくさは解消されたPS5ですが、「いつ買うか」は悩みどころかもしれません。まずマイクロソフトは米FTCとの裁判で「薄型PS5 Slimは年内発売みたい」と予想を述べていました。


特にマイクロソフト独自の根拠は挙げられていませでしたが、「新型PS5は2023年秋、着脱式ディスクドライブ採用」との噂は昨年から何度も流れています。


そう主張した有名リーカーTom Henderson氏は先週、改良型PS5が「発売が9月に設定されている」としつつ、「PlayStation Slimの噂について何も知らない」とツイート。「この新モデルは現行のPS5を完全に置き換えるもの」と述べていました。

さらにフォロワーからの質問に「私はプロトタイプしか見たことはない。全く“スリム”だとは思わない。ただ、寸法が少し違うだけだ」と回答。つまり細くはならないにせよ、改良版モデルの9月発売には確信を示しています。

とはいえ、買いたいときが買い時でしょう。今後のさらなる続報を待ちたいところです。


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《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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