マイクロソフト、「仕事用ゲーム」をTeams統合。ソリティアやマインスイーパーを最大250人でプレイ

ゲーム Microsoft
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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マイクロソフト、「仕事用ゲーム」をTeams統合。ソリティアやマインスイーパーを最大250人でプレイ
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米マイクロソフトは16日(米現地時間)、企業向けコラボレーションツールTeams内でカジュアルゲームが遊べる「Games for Work」を正式発表しました

ソリティア(Microsoft Solitaire)やマインスイーパー(Microsoft Minesweeper)、Microsoft IceBreakersおよびWordamentという4つのタイトルを、最大250人もの仕事仲間とプレイできます。

これは数ヶ月前から、テックメディアThe Vergeが噂話として伝えていたことです。マインスイーパーやソリティアなど、かつて職場の生産性を破壊すると危ぶまれた(客観的な統計データはありませんが)ゲームをTeamsに組み込むと報じられたときはジョークかと思われましたが、公式に発表された次第です。

MSによれば「遊びを通じて同僚と繋がる」のが目的。米ブリガムヤング大学の研究では、短時間のビデオゲームを一緒にプレイしたチームは、従来のチームビルディング活動(組織のパフォーマンス向上をめざす試み)に参加したチームよりも20%も生産性が向上したそうです。

ソリティアではプレイヤー同士が競い合い、てっぺんの1位を目指すガチンコの勝負。かたやマインスイーパーではチームが1つの盤面に取り組む共同作業であり、それぞれが手持ちのライフの数だけ地雷を踏む(クリック)ことができます。

またWordamentはワードチャレンジで脳を鍛え、健全なチームワーク作りが目的。最大250人の同時プレイがサポートされており、フル参加すると大変なことになりそうです。最後にIceBreakersは新しいチームで互いに面識もない場合、特定の質問に対して答えることで、話のきっかけを作り打ち解けられるというものです。

これら4つのゲームは、Xbox Game Studiosの一部門であるMicrosoft Casual Gamesチームと共同で開発したとのこと。もっと本格的なゲームの登場にも期待したいところですが、バトルロイヤル系ゲームであればチームの結束よりも人間関係にヒビが入りかねず、MS社内でも是非をめぐって激論が繰り広げられているかもしれません。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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