XREALが、ARグラス XREAL One Proの後継モデル「XREAL 1 Pro+」を発表しました。
視野角(画面の広さ)や解像度はXREAL One Proを引き継ぎつつ、ピーク輝度は700ニトから1200ニトに、3D変換を最大60fpsなど改良を施したモデル。ノーズパッドの改良で装着感も改善しています。
■ 輝度は約1.7倍、AI HDRと3つの画質モードを追加
従来モデルのXREAL One Pro はXPrism光学系の採用で57度という広い視野角を誇る、XREALのビデオグラスではフラッグシップにあたる製品。でしたが、最大輝度は700ニトで自社の普及モデルXREAL 1Sと同じ。他社の同クラスの製品よりは暗い仕様でした。
新製品XREAL 1 Pro+ のピーク輝度は1200ニトと明るくなり、映像の明暗を補正する「AI HDR」にも対応します。

新たに3種類の表示モード選択にも対応。日常向けの「Standard」、映画向けの「Movie」、文字を読む用途向けの「Reading」から選べます。
2Dの写真や動画をグラス側で立体化する「REAL 3D」は、従来の最大30fpsから最大60fpsへと滑らかになりました。他社のビデオグラスでもアプリ経由で3D化に対応するものはありますが、XREALのREAL 3Dはグラス内部のチップで処理するため、入力側を問わないのが特徴。
配信アプリの映画作品でもゲームでも、YouTube等々のライブ配信や動画でも、力技で無理やり立体化します。

映像によっては奥行きや輪郭が不自然になるなど向き不向きはありますが、従来モデルで試した範囲では、手前の被写体と背景が分かりやすい映像ならば意外にも没入感があり、写真なども新鮮に楽しめました。
■ 視野角は据え置き
画面の広さ、視界に占める角度を示す視野角は57度。XREAL製品では、Qualcomm製プロセッサやバッテリーを有線外付けのパックに分離しAndroid XR OSを搭載する「空間コンピューティンググラス」ことXREAL AURA が同じ系統のプリズム光学系で70度という広い視野角を備えますが、1 Pro+ は従来の One Pro と同じ広さです。
輝度については、競合VITUREのフラッグシップ「Beast」(549ドル)が最大1250ニト、RayNeoの「Air 4 Pro」(299ドル)は1200ニト。1 Pro+でようやく並ぶ水準になりました。
ただしARグラス、ビデオグラスの輝度はあくまで「最大」。特に最近の製品ではブレ補正や3DoF / 6DoFトラッキング、HDR処理を含めて様々な画面モードがあり、それぞれで最大の明るさは変わります。
■ ノーズパッドを再設計、装着感が向上
ノーズパッドはクッションを増し接触面を広げた新設計。装着の安定性と快適さに加え、画面の位置を合わせやすくなるとされています。瞳孔間距離(IPD)によって本体サイズがMとLの2種類あることも One Pro と同じ。
ほか、One Proと共通の仕様は
・ソニー製マイクロOLED、リフレッシュレート最大120Hz
・Bose監修サウンド
・別売の「XREAL Eye」対応。6DoF空間固定とジェスチャー操作に対応
■ 米国では据え置きの599ドル
米国の公式ストアでの価格は599ドル。同ストアで併売中のOne Proも、現在は通常価格649ドルから値下げした599ドルで、ドル建てでは同じ価格です。
日本での発売時期と価格は、執筆時点では公式に案内がありません。
3D変換機能のREAL 3Dについては、まず普及モデルの XREAL 1S発売時に新機能として発表されたのち、同じX1チップを搭載する既存モデル XREAL One や One Pro にもアップデートで追加されています。この時点では最大30fpsまで。
一方、今年2月時点の公式ブログでは、画質向上を含むREAL 3D最適化の一部として、60fpsもすでにテスト中とされていました。
表記上は同じチップでも微妙に改良されていたり、本体側の熱や電力設計の見直しで性能が変わることはありますが、もし1 Pro+ が同じX1チップで性能も変わらないなら、現行のXREAL 1S や One Pro もアップデートで3D化60fps対応になるかもしれません。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)










