久々の開催となったイベントBlizzConで、Blizzard が『スタークラフト』シリーズの完全新作『StarCraft』を発表しました。
発売は2030年。現在はシネマティックだけのトレーラーと、リアルタイムストラテジーではない「ストーリー重視のオープンワールドシューター」になることが公表されています。

初代スタークラフトの発売は1998年。当時のブリザードは代表作となるWarcraftと続編を1994年・1995年に、現在もシリーズが大人気のDiabloを1997年に発売したばかり。
スタークラフトはシンプルに宇宙ウォークラフトとして、開発者がファンだったウォーハンマー40Kや映画『Aliens』(エイリアン2)、小説『スターシップ・トゥルーパーズ』(宇宙の戦士)等々の影響を受けて開発されました。
スタークラフトは世界で1000万本以上と大ヒットし、韓国では実質的な国技扱いで世界に先駆けてeスポーツ産業を生んだりしましたが、ブリザードの他の代表的IPであるウォークラフトやディアブロがスピンオフを含めてコンスタントに新作をリリースする一方、スタークラフトは2010年に直接の続編となるスタークラフトIIを発売してからは、IIの追加コンテンツと2017年の初代リマスターを除き、新作が途絶えた状態でした。

十数年ぶりの完全新作となる新スタークラフトは従来のリアルタイムストラテジーではなく『オープンワールドシューター』になる予定。ジャンルは変わりますが、同じRTSだったウォークラフトはMMORPGのほうで1大世界を築いたり、スピンオフのカードゲームが大人気だったりするので、ブリザード的には特に珍しいことではありません。

公開されたシネマティックトレーラーは、スタークラフト世界における人類勢力テラン・ドミニオンの新兵が訓練を受け、ゲームでの代表的なユニット『マリーン』のスーツを着装して、敵対するエイリアン種族ザーグとの戦場に赴く内容。
ゲームプレイがどうなるかはさっぱり分かりませんが、兎にも角にも「シューター」でトレーラーにマリーンが映るということは、少なくとも人類勢力で銃を撃ってエイリアン種族(や人間どうし)で戦う内容は含まれることになりそうです。
一人称・三人称シューターはビデオゲームでもっとも人気のジャンルのひとつで、様々なスタイルがありえますが、最近ではスタークラフトが多大な影響を受けた、あるいは互いに与えあったウォーハンマー40Kのシューター作品が人気シリーズになっています。
40Kはダークファンタジー寄りでアーマーも装飾的な騎士団のイメージ、スタークラフトはもう少しミリタリーSF寄りと世界観は違うものの、どちらもミニチュア、またはミニチュア同様に小さな表示でも視認性を高めるためのデフォルメが必要なRTSのユニット由来で巨大な肩を怒らせたアーマーの宇宙海兵隊、物量で押し寄せ飛びかかってくる獰猛なエイリアンなど、絵面的にはかなり似た系統です。

「オープンワールド」要素がどうなるのか、またRTSでは部隊や軍勢を操作したのに対して、シューターでは一兵卒や単独で動くヒーロー扱いなのか、それとも戦争が背景にあり部隊を率いるのか、マルチプレーヤー要素はどうなるのか等々も気になるところ。シネマティックでは、テラン式の移動拠点として空飛ぶ兵舎もリアルスケールで登場しています。

なおスタークラフトのシューターといえば、初代が出てから数年の2002年、当時のゲーム機PS2 や GameCube、初代Xbox向けに、テランの偵察・潜入工作ユニットであるゴーストのひとり、コードネーム「Nova」を主人公にしたステルスアクション『StarCraft: Ghost』が発表されていたこともあります。
こちらは延期から無期延期になり、10年以上経って正式にキャンセル済。新『スタークラフト』がどんな作品になるかはまださっぱり分からないものの、少なくともテラン内でクラスやユニットが選べるならば、約30年ごしでゴーストとなってアクションを遊べるかもしれません。

歴代作品としては、初代をゲーム性そのまま快適に見やすくしたStarCraft: Remasteredが販売中。続編のStarCraft II は対戦と最初のシングルキャンペーンが無料プレイになっています。
アクティビジョン・ブリザードをマイクロソフトが買った関係で、PC Game Pass加入者ならば定額範囲内で追加コンテンツも含めてプレイ可能です。

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