米アップルは、動画ストリーミングサービス「Apple TV」の個人向け月額を12.99ドルから14.99ドルに引き上げました。Apple TV、Apple Music、Apple Arcade、iCloud+をひとまとめにして提供するApple Oneの月額も、月額19.95ドルから21.95ドルに値上げとなっています。
この変更は、新規加入者には即時適用され、既存のサービス加入者には値上げ実施の1か月前に通知されるとのことです。アップルは、米国では昨年8月にApple TV(当時はAppl TV+)の個人向け月額を9.99ドルから12.99ドルに引き上げていました。
世界中の企業が、AIデータセンター需要によるメモリーやSSDの価格高騰に煽られてデジタル製品を値上げするなか、アップルは最近まで値上げに抵抗する姿勢を維持してきました。
しかし、先日発表されたMac miniは既存の同等モデルから目に見えて価格が上昇しており、さらには来月発表されると見られるiPhoneの新製品も、やはり価格が上昇すると見込まれています。

Apple TVの個人向け月額は、2019年の開始当初はわずか4.99ドルでした。また、一部のアップル製品を購入すると、Apple TVは1年間無料で視聴することができました。しかしその後、このサービスはこれまでに4度値上げされています。
ただ他の動画ストリーミングサービス、たとえばNetflixの場合は、広告なしのプランの最低月額が2013年には9.99ドルでしたが、それからほぼ毎年のように値上げを重ね、いまでは17.99ドルとなっており、2倍近くにまで月額が上昇しています。YouTube Premiumも今年4月に米国で月額13.99ドルから15.99ドルへ値上げしています。それらに比べると、Apple TVはまだ良心的な価格設定と言えそうです。
なお、日本では今年7月にApple TVの個人向け月額が900円から1200円に、Apple Oneは1200円から1350円に値上げされたばかりです。同じタイミングでApple MusicやiCloud+も値上げされましたが、これらは円安の進行を受けた価格改定だったと考えられます。そのため、今回の米国での値上げにより、すぐではないにせよ、日本でも再び値上げされる可能性がありそうです。です。
ちなみに最近のApple TVは『ケープ・フィアー』、『ウィドウズ・ベイ』、『セヴェランス』、『プルリブス』、『シュリンキング』といったドラマがヒットし、『サイロ』、『テッド・ラッソ』、『ダークマター』の新シーズンが始まるなど、見どころが豊富です。来月にはゲイリー・オールドマンを擁する『窓際のスパイ』の新シーズンも配信が予定されています。
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