YouTube、広告ブロックは他社アプリでも取り締まり強化。バッファリングの問題や再生不可エラーが表示

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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YouTubeは無料ユーザーには動画再生中に広告を挿入することと、広告を消せる有料サブスクリプションを収益の主軸としています。

そのため、広告ブロックを使う無料ユーザーには警告を発したり再生不能にするなどの対策をとってきました。


さらにGoogleは新たな対策として、広告をブロックするサードパーティ製アプリの取締りも強化していることを明らかにしました。

YouTubeは「利用規約に違反するサードパーティ製アプリ、特に広告ブロックアプリに対する違反措置を強化しています」と発表。そうしたアプリを使う視聴者には、次のような現象が起こると述べています。

  • バッファリングの問題が発生

  • 「このコンテンツはこのアプリでは利用できません」とのエラーメッセージ表示

そして「広告なしの体験を希望するユーザー」向けには、有料サブスクYouTube Premiumを提供していると述べています。

サードパーティ製アプリの取締りを強化する根拠は、具体的にはYouTube APIサービス利用規約です。

この規約には「クリエイター、視聴者、コンテンツの権利者、広告主からなる YouTube コミュニティの成長を尊重し、育成することは、YouTube にとって非常に重要」との一節や、YouTubeが「YouTube API サービスへのアクセスまたは使用を一時停止または終了する権利」を留保するとの記述があります。

今回の発表でも、YouTubeは「サードパーティアプリによるAPIの使用は、APIサービス利用規約に準拠している場合にのみ許可されています」と再確認したうえで、今後は規約違反アプリを見つけた場合は「プラットフォーム、クリエイター、視聴者を保護するために適切な措置を講じます」としています。

昨年秋、YouTube広告を16倍速であっという間に終わらせるChrome拡張が注目を集めていました。

こうした広告ブロックには直接該当しないアプローチを使うアプリや手法も、YouTubeの利用規約では「迂回・無効化・不正利用、あるいはエンゲージメント測定を歪める行為」を広く禁じることから、YouTube 側の判断しだいでは無効化や警告、ペナルティーの対象になり得ます。


《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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