フルCGアニメ『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』Netflixで独占配信。Unreal Engine 5で一年戦争欧州戦線描く

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Image:Netflix

Netflixは『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』を世界独占配信することを発表しました。バンダイナムコフィルムワークスとSAFEHOUSEの共同制作であり、ゲーム開発にも普及しているゲームエンジンUnreal Engine 5が使われます。

監督は「バイオハザード:インフィニット ダークネス」を手がけたエラスマス・ブロスダウ氏で、脚本は「トランスフォーマー サイバーバース」やゲーム「Marvel’s Spider-Man』のギャビン・ハイナイト氏。メカニカルデザインは「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」や「Gのレコンギスタ」等の山根公利氏が担当します。

本作は7月に米国で開催された「Anime Expo 2023」で初発表。当時、ブロスダウ監督のコメントやキービジュアルが公開されていました。

舞台となるのは、ファーストガンダムこと『機動戦士ガンダム』の一年戦争中、同時進行していたヨーロッパ戦線。30分×6エピソードとなる予定です。

今回は、1分30秒ほどの最新映像を公開。主人公イリヤ・ソラリがモビルスーツZAKU Ⅱに乗り、彼女が率いるレッドウルフ隊に指示を下したり、同僚と行動を共にしている様子も確認できます。

とはいえ、主人公(ジオン側)にとって戦況は思わしくないようで、大型輸送機/爆撃機ガウがエンジンから火を噴いて落下したり、片腕を失ったザクタンクの痛々しい姿もあり。そして爆煙が舞い上がるなか、ジオン兵にとっては「白い悪魔」のガンダムが登場……という、ゲームで言えば『ジオニックフロント』のような絶望感が味わえそうな予感があります。

ちなみに、なぜ別の戦地にいるはずのガンダムがヨーロッパ戦線に?との疑問を持たれる方もいるかもしれません。それは派生作品にて後付けで増えているからであり、公式にガンダム7号機も存在するため問題ありません。

公開時期は未定であり、今後の発表が待たれます。

なお、約2年前に『キングコング:髑髏島の巨神』のジョーダン・ヴォート=ロバーツ氏(今年7月に来日してガンダムを拝観)が監督するとして予告された実写版ガンダムのゆくえも気になるところです。


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《Kiyoshi Tane》

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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