大人レゴ「ゲームセンターマシン パックマン」6月1日発売。80年代アーケード筐体を再現、中にはミニゲーセン

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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大人レゴ「ゲームセンターマシン パックマン」6月1日発売。80年代アーケード筐体を再現、中にはミニゲーセン
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レゴは大人向けレゴの最新作として、1980年代のアーケードゲーム『パックマン』の筐体を細部まで再現した「レゴ®アイコン ゲームセンターマシン パックマン」を6月1日発売します。ピース数は2651個。

公式発表の5月22日は、「パックマン」が1980年に渋谷で初のロケテストを実施してからちょうど43年目にあたる日。日本での希望小売価格は3万5480円(税込)で、LEGO® VIPメンバーは6月1日からレゴ公式オンラインストアで早期購入できるほか、4日からは一般販売予定です。

このセットが準備中であることは、1ヶ月以上前から画像込みで噂になっていました。


ここ数年のレゴはビデオゲーム関連キットに力を入れており、任天堂とのコラボ商品としてNES(海外版ファミコン)を『スーパーマリオブラザーズ』の画面ごと再現した「LEGO Nintendo Entertainment System」も販売中。そちらは発売当時で37年前の製品がテーマでしたが、今回はさらに円熟を追求しているようです。

本製品は『パックマン』筐体のなかでも、おそらく米国で最も普及していたスタンドアップ筐体をイメージしたものです。4方向レバーやコイン投入口に加えて、ゲーム画面の迷路ではパックマンがゴーストにかぶりつく技まで再現したとのこと。

ゲームのプレイ自体はできませんが、横に付いたハンドルを回せば、非常に精巧な機械式の仕掛けで、パックマンとゴーストの追いかけっこを楽しむことができます。

画面内の迷路はキャラクターを1x1の最小タイルで表現した一方、筐体の上にはパックマンとブリンキー(日本名アカベイ)、クライド(日本名グズタ)を大きくカラフルなブロックで再現。

パックマン達を回転させれば、パワーエサを食べたパックマンが逆転するギミックもあります。

さらに組立て後はコインスロットがライトブロックで光るほか、背面パネルを開けるとミニフィギュアがパックマンをプレイしているシーンも隠されています。つまりゲームの筐体の中に80年代のミニゲーセンが入っているという心憎い凝り方です。

これら隅々までディティールにこだわった設計のプロセスは、特設ページまで公開されているほど。開発工程のほぼ7割を機械的な動きの仕組みに費やしたことや、仕事の疲れを『パックマン』をプレイすることで癒したりと、原作愛に満ちたインタビューが堪能できます。

また公式リリースでは「パックマンが黄色なのは、デザイナーの岩谷氏がレゴ®ブロックの象徴的な黄色にインスパイアされたからです」等のマメ知識もあり。

本製品では『パックマン』ゲーム本編がプレイできないのが少し残念ですが、そちらは現世代ゲーム機ほぼ全てで遊べる『PAC-MAN MUSEUM+』で補給するとして、こちらではレゴ+パックマンを存分に楽しみたいところです。


《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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