コミュニティサイトRedditのユーザーが、日本国内で販売されているNVIDIA GeForce RTX 50シリーズ搭載グラフィックスカードの価格について報告し、米Amazonの販売価格と比べて最大41%高い製品があるとして話題になっています。
Chaise91と名乗るユーザーが投稿した東京のPCパーツショップの店頭価格表によると、NVIDIA GPU搭載グラフィックカードの店頭価格は、米Amazon掲載価格と比較して5.66%から41.15%も高いとのことです(1ドル153円38銭換算)。

ただ、指摘されている価格差は、日本の税込価格と米国の税抜価格の比較によるものであるようです。PCハードウェア情報サイトのTom's Hardwareは、この比較に米国の平均的な売上税率として使われることが多い8.5%を加算した場合の価格も示しました。この条件でも、投稿された店頭価格は米Amazonに比べ最大30.10%上回る結果となっています。
以下、米国の売上税率8.5%で計算すると、個別製品で最も大きな価格差が確認された製品はASUS Prime GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 OC Editionで、日本の店頭価格が1693.83ドル(25万9800円)であるのに対し、米国価格は1301.99ドル(19万9700円)で、30.10%の価格差となっています。
また、比較対象の中で最もエントリー向けのASUS Dual GeForce RTX 5060 Ti 8GB GDDR7 White OC Editionも、日本の店頭価格774.55ドル(11万8800円)のところ、米国価格は595.60ドル(9万1353円)で、日本の価格が30.04%高いという結果になっています。
搭載GPUチップ別の平均価格での比較では、日本での店頭価格はRTX 5080搭載製品が3.88%高、RTX 5070 Ti搭載製品が11.07%高、RTX 5070搭載製品が10.32%高、RTX 5060 Ti 16GB搭載製品は15.38%高でした。
なお、今回の比較はReddit投稿者が東京の小売店を訪れたときの価格をもとにしていますが、その価格は日々変更されています。また米国価格も州によって売上税率が異なるため(最小0%、最大10.12%)、あくまで参考値として捉える必要があります。
Tom's Hardwareは、日本のPCパーツ市場は一般的に米国よりも物価が高く、いまは特にGPU価格が高騰していると述べています。ただ、こうした価格動向は米国にも伝播する傾向があると指摘し、価格差の拡大が一時的な現象であり、世界のGPU市場における今後の動向を予兆するものではないことに期待を示しています。
AIデータセンター向け演算需要の急拡大により、PCパーツはGPUだけでなく、RAMやストレージの価格も上昇しています。さらにNVIDIAはAIデータセンターおよびプロフェッショナル向けGPUの生産を優先するため、RTX 5090の生産を停止することを計画しているとのうわさも報じられています。現在、RTX 5090搭載GPU製品は一部で小売価格が1万ドル近くにまで上昇しており、日本でも価格比較サイトを見れば軒並み100万円を上回っています。
チップメーカーがAI向けの需要を優先し、ゲーミングGPUの供給不足が続けば、価格が高止まりする可能性があります。また、為替相場の変動も国内価格に影響する要因となるため、今後の価格動向には引き続き注意が必要です。
¥149,800
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
¥138,000
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)








