任天堂がNintendo Switch 2の本体更新バージョン23.0.0を配信しました。
最新バージョンでは、発売以来対応していなかったTVモードでのVRR(可変リフレッシュレート)出力についに対応。
またSwitch 2同士での「まるごと転送」、MiiをQRコードで共有、Mii編集画面に懐かしの曲追加、バーチャルゲームカードの改善など、多くの機能や改良が加わります。
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■ なぜか撤回されたTVモードVRR、発売から1年3カ月越し
VRR (可変リフレッシュレート)は、ゲーム側の描画負荷が変動してフレームレートが上下したときに、対応するディスプレイ側のリフレッシュレート(書き換え頻度)を追従させる仕組み。
たとえばディスプレイがVRR非対応で、一般的な60Hz(1秒間に60回)の固定リフレッシュレートだった場合。ゲーム側が処理落ちで秒間60回未満しか描画できなくなると、1/60で均等に書き換わる部分と、間に合わずに同じコマが2回表示されて一瞬止まる部分が発生して、不均等なカクついた動きに見えることになります。

VRR対応ディスプレイであれば書き換え間隔を動的に変更して、ゲームが描画できるタイミングにあわせた書き換えでより均等に近く表示できます。
Switch 2は発売時からVRRに対応しているものの、従来はなぜか本体ディスプレイのみで、ドック接続したモニタがたとえVRR対応の240Hzゲーミングディスプレイだったとしても、TVモードでは恩恵を受けられませんでした。
今回の更新には Nintendo Switch 2 ドックの更新も含まれており、Switch 2を載せて適用することで、対応モニタであればVRRが使えるようになります。
Switch 2の発売前には公式の仕様としてVRR対応とされていたものが、その後本体ディスプレイのみの仕様と書き換えられた経緯があり、今回の更新は1年以上を経ての当初仕様実現ともいえます。
今回のドック更新では設定・ディスプレイ内の「ドックの出力情報」を「映像出力情報」に改め、接続先モニタが対応する信号を確認できるなどビデオ周りの改善を含んでいます。
■ Switch 2同士の「まるごと転送」、ゼルダ40周年モデルを前に
もう一つの目玉は、Switch 2から新しいSwitch 2へのデータ移行。従来の「まるごと転送」はSwitchからSwitch 2へ移行する機能で、Switch 2どうしは対象外でした。
今回の更新で、現在使っているSwitch 2から新たなSwitch 2へ、セーブデータや画面写真などをまとめて引き継げるようになりました。
Switch 2は発売直後から入手難が続き、任天堂の公式ストアでは資格を設けた抽選販売や、「過去も含めてアカウントにつき1台」制限を実施していましたが、先日発表された初の特別デザインモデル「Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)ゼルダの伝説 40周年 アニバーサリーエディション」など特別なパッケージやエディションにはこの制限がなく、すでにSwitch 2を持っているユーザーでも購入できるようになっています。
すでに持っているが特別エディションが出たら当然買う、乗り換えるというユーザーに対応する動きです。
■ バーチャルゲームカード移動不可時にオンラインライセンス提案

バーチャルゲームカードは、購入したダウンロードソフトの利用権を物理カードに見立てて管理する仕組み。1台のSwitchのみで遊んでいる場合、すべて同じ本体に挿すためあまり関係がありません。
2台目を使っている場合、バーチャルゲームカードごとにどちらの本体に挿入するか選べます。
バーチャルゲームカードを挿した本体ではネット接続や認証なしで、どのユーザーでもそのゲームを遊べる一方、もう一台で遊ぶには双方をネットに接続してカードを移動する(挿し替える)か、購入したアカウントのみ・一定時間ごとにネット認証の「オンラインライセンス」で遊ぶことになります。
今回の更新は、ゲームを遊ぼうとしたがバーチャルゲームカードはもう一台の本体に挿したままだった、しかもネットにつながっていないらしくカードの移動ができないといった状況で、「オンラインライセンスで遊ぶ」のボタンが表示されるようになります。
(ライセンスの仕組み自体、ネット接続や一定時間ごとの確認は緩和されていません。このため、バーチャルゲームカードを移動しないままネット圏外などでオフラインになってしまえばオンラインライセンスも使えず、買ったゲームが遊べない(他の本体に挿したまま忘れた)状態になります。)
■ Miiの編集画面にBGM、そのほかの変更
Mii編集画面にBGMが追加され、画面左上の「BGM設定」ボタンから切り替えや停止ができるようになりました。また、Mii を QRコードつき画像として保存して共有できるようになりました。

曲はもちろん、Mii が初めて登場した Wii の「似顔絵チャンネル」(Mii チャンネル)BGM。や、3DSなどその後のプラットフォームで使われた「Miiスタジオ」BGMなど。
なお、単に曲が聞きたいだけであれば任天堂の音楽サービス Nintendo Music に収録されており、モバイルアプリでもWeb版でも好きなだけ聴けます。
そのほかの更新は、ゲームチャットをフレンドなし1人で開始できるようになった、
ゲームチャットでは、過去に参加したチャットが入室先の一覧に表示されるようになり、フレンドを一人も選ばずに入室できるようになりました。
そのほか、完全なリストはこちら。
23.0.0(2026年9月10日配信)
「ゲームチャット」で以下の対応を行いました。
入室できるチャットの一覧に、過去に参加したことがあるチャットを表示するようにしました。
新しくチャットをはじめるときに、フレンドを一人も選ばずに入室できるようにしました。
チャット中にCボタンを押すと表示されるメニューに、「画面の大きさ」を変更できるボタンを追加しました。
「バーチャルゲームカード」の一覧画面に「設定」を追加しました。
バーチャルゲームカードを利用する本体の登録状態などを確認できます。
TVモード中のVRR出力に対応しました。
ソフトとテレビの両方が対応しているときに、ゲームの処理に合わせたリフレッシュレートで映像を出力します。
この機能を有効にするにはNintendo Switch 2 ドックの更新が必要です。
Nintendo Switch 2 同士の「まるごと転送」に対応しました。
お使いのSwitch 2 にあるセーブデータや画面写真などのデータを、新しいSwitch 2 本体にまるごと転送できます。
「設定」で以下の対応を行いました。
「アクセシビリティ」→「音声読み上げ」で、ポルトガル語(ブラジル)の音声読み上げに対応しました。
「アクセシビリティ」→「ゲームチャットの音声⇔文字変換」で、「文字⇒音声変換」の言語にポルトガル語(ブラジル)を追加しました。
「オーディオ」→「テレビのサウンド」の設定を、接続中のテレビごとに保存するようにしました。
「ディスプレイ」→ 「ドックの出力情報」の項目名を「映像出力情報」に変更し、接続中のテレビが表示可能な映像信号をくわしく確認できるようにしました。
「ディスプレイ」に「VRRの設定」の項目を追加しました。
「Mii」に、MiiをQRコードにして、ほかのユーザーとやり取りできる機能を追加しました。
「スリープ」→「テレビであそぶときのスリープ解除音」で音量を変更したときに、その場で音を再生して確認できるようにしました。
「本体」→「Switchソフトの動作モード」→「クイック設定での携帯モードブースト切り替え」の項目を追加しました。
この設定をONにすると、HOMEボタンを長押しして表示されるクイック設定で、携帯モードブーストのON/OFFが切り替えられるようになります。「本体」→「Nintendo Switch 2 にまるごと転送」の項目を追加しました。
ソフトを起動するときに、ほかの本体からバーチャルゲームカードを移動できない場合でも、オンラインライセンスで一時的にソフトを遊べるようにしました。
ほかの本体がオフラインで、バーチャルゲームカードを移動できなかった場合に、「オンラインライセンスであそぶ」ボタンが表示されます。
オンラインライセンスでソフトを遊べるのは、ソフトを購入した本人だけです。
Miiの編集画面で、BGMを再生するようにしました。
画面左上の「BGM設定」ボタンから、BGMの切り替えや停止ができます。
携帯モードブーストについて、本体にJoy-Con 2 を取り付けたままでも、ほかのコントローラーを使えるようにしました。
「マイページ」→「プロフィール」のプレイ記録で、複数の本体で同じソフトを遊んだときのプレイ時間が合算されるようにしました。
更新後に遊んだソフトから順次合算して表示されるようになります。
いくつかの問題の修正と、動作の安定性向上を行いました。










