Anthropicは7月18日、公式Xアカウント(@claudeai)で、これまで特例のプロモーションとして提供してきた最上位モデル「Claude Fable 5」を7月20日からMaxプラン(5x / 20x)とTeam Premiumプランに組み込むと発表しました。
ProプランとTeam Standardプランは20日のプロモーション終了と同時に従量課金制(usage credits)での利用となりますが、1回限りの100ドル分クレジットを配布します。
Fable 5は期限付きのプロモーション提供と起源延長を繰り返した末に、ようやくサブスクリプションへ常設される形になりました。

■MaxとTeam Premiumは「組み込み」、Proは対象外
今回の変更で、MaxユーザーとTeam Premiumユーザーは、追加のクレジット購入なしにFable 5を使えるようになります。ただしプロモーション期間と同じく、上限は週次使用量の50%まで。超過分は従来どおりクレジットでの利用です。
ProユーザーとTeam Standardユーザーは組み込みの対象外で、アクセスはクレジット経由のまま。代わりに1回限りの100ドル分クレジットが両プランに配られます。
同社は段階的な提供の理由について、Fableの需要が読みづらいため段階的に展開し、容量を確保しながら複数回にわたってアクセスを延長してきたと説明しています。
続く投稿では、ここ数週間の対応がユーザーにフラストレーションを与えたことを認めたうえで、「自分のプランに何が含まれるかについてより確実性を持たせたい」として、Fableを最も集中的に使うプランについては上限50%でのアクセスを標準(standard)にすると述べています。
■ 6週間の綱渡りと競合の猛追
Fable 5は6月9日、Opusの上位に位置づけられる「Mythos」クラスとして初めて一般公開されたモデルで、当初はPro・Max・Team・シート型Enterpriseの各プランに6月22日まで無償で含まれていました。
ところが6月12日、米商務省が輸出管理の指令を出し、AnthropicはFable 5とMythos 5の提供を一時停止。6月12日から7月1日まで停止した後、7月1日にグローバルで復帰し、7月7日まで週次上限の50%まで組み込む形で提供が再開されました。
その後は7月7日に7月12日へ、さらに7月13日に7月19日へと、期限が二度延長されました。そしてプロモーション期間の終了(米国太平洋時間7月19日23時59分59秒)を経て、7月20日から今回の恒常的な枠組みへ移行します。
この間、OpenAIは7月9日に「GPT-5.6 Sol」を投入し、中国Moonshot AIも7月16日に大型モデル「Kimi K3」を発表するなど、競合の動きも慌ただしくなっています。特にGPT-5.6は提供開始時から Fable 5を仮想敵としたベンチマークを多数公開し、コストの低さを強くアピールしていました。
■適用時期と料金
新しい枠組みは米国太平洋時間7月20日(日本時間同日午後4時ごろ)から適用されます。
Fable 5のクレジット単価は入力100万トークンあたり10ドル、出力100万トークンあたり50ドルで、Opus 4.8(5ドル/25ドル)の2倍。一般提供されるモデルとしてはAnthropicが公表した中で最も高い水準です。
料金は、Max(月100ドル/200ドル)とTeam Premium(1席あたり月125ドル)が上限50%まで追加費用なしで、超過分はクレジット。Pro(月20ドル)とTeam Standardはクレジット利用が続き、両プランに100ドル分が1回だけ配られます。









