『Marvel 1943: Rise of Hydra』予告編公開。第二次大戦中のキャプテン・アメリカやブラックパンサーの活躍描く

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池 紀彦(Norihiko Ike)

池 紀彦(Norihiko Ike)

副業ライター

好きな物はガジェット・ゲーム全般。ゲーム、漫画、アニメは懐古傾向あり。実績媒体:PC Watch、GAME Watch、4Gamer.net、i4Uなど

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『Marvel 1943: Rise of Hydra』予告編公開。第二次大戦中のキャプテン・アメリカやブラックパンサーの活躍描く

Marvel Entertainmentは、3月20日9時30分(太平洋時間)に行なわれたGDC 2024のEpic Games基調講演「State of Unreal」のなかで、キャプテン・アメリカやブラックパンサーが活躍する新作ゲーム『Marvel 1943: Rise of Hydra』を2025年に発売すると正式発表しました。合わせてトレーラーも初公開しています。

Marvel 1943: Rise of Hydra | Story Trailer

トレーラーの映像はすべて、EpicのUnreal Engine最新バージョンとなる「Unreal Engine 5.4」を使用した実際のゲーム映像です。キャラクターの表情や動きがこれまで以上に実写のようなリアリティで表現されており、何も言われずに映像だけ見ていると映画の予告編かと思うほどのビジュアルに仕上がっています。

開発スタジオはSkydance New Media。映画制作会社Skydance Media傘下のゲームスタジオです。本作は2022年9月の段階で開発中である事が発表されていましたが、それが今回のUnreal Engine基調講演において、タイトルや発売時期を含めて正式に発表される形となりました。

ジャンルはアクションアドベンチャーと発表されていますが、ゲームプレイ映像はまだ公開されておらず詳細不明。しかし開発スタジオSkydance New Mediaのトップの1人であるAmy Hennig氏は以前『アンチャーテッド』シリーズのクリエイティブディレクターを担当していたことから、共通した要素のある三人称視点アクションになるのかもしれません。

時は1943年、第二次世界大戦の真っただ中。舞台は占領下のパリのようで、トレーラー冒頭にはエッフェル塔を含む戦時中のパリの様子が描かれています。本作はこの地で暗躍する秘密組織「Hydra(ヒドラ)」の陰謀に立ち向かう4人のヒーローたちの物語が展開します。

4人のうち最もメジャーなヒーローであるキャプテン・アメリカは第二次世界大戦中の1941年に誌面に登場した歴史のあるヒーローであり、掲載当初はこの頃に登場した他のヒーローたちと同様に敵国との戦いを中心に描かれていました。そのため、戦中のキャプテン・アメリカの新たなエピソードの1つとしての深掘りや、当時の原作を元にしたオマージュネタなども期待できそうです。

もう1人のヒーローであるブラックパンサーは、コミックスでは1966年に初登場したアフリカ黒人のヒーローなので、時代的には噛み合わないのではと思えますが、作中ではMCU映画でおなじみのブラックパンサーから先々代にあたる祖父のアズーリなどもブラックパンサーとして活躍していた設定です。

本作でもこのアズーリがブラックパンサーとして登場しており、キャプテン・アメリカと対峙するなど、キャップとの交流を深めるきっかけになった新たなエピソードの1つとしても楽しめるのは間違いないでしょう。

残る2人は恐らくキャプテン・アメリカが当時所属していた組織「ハウリング・コマンドーズ」のメンバーの1人、GABE(ガブリエル・ジョーンズ)、そしてブラックパンサーと行動を共にするNANALIです。

トレーラー映像のようなビジュアルが、実際にどこまでゲームとして動かせるようになっているのか、今から触ってみるのが楽しみな作品です。

GDC 2024「State of Unreal」


《池 紀彦(Norihiko Ike)》
池 紀彦(Norihiko Ike)

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副業ライター

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