『F-ZERO 99』に初代ルールの「クラシックレース」追加。スピンアタックもスカイウェイも封印、スーファミ感覚でプレイ可能

ゲーム Nintendo
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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  • 『F-ZERO 99』に初代ルールの「クラシックレース」追加。スピンアタックもスカイウェイも封印、スーファミ感覚でプレイ可能

月額制サービス Nintendo Switch Online の加入者限定ソフト『F-ZERO 99』がバージョンアップし、元祖『F-ZERO』と同じルールで遊べる「クラシックレース」をスペシャルイベントの1つとして追加しました。

『F-ZERO 99』は、1990年にスーパーファミコン本体と同時に発売されたレースゲーム『F-ZERO』の進化版。今風にオンライン対応した上に、99人のプレイヤーが一度に競い合うバトルロイヤルゲームに生まれ変わっています。


初代にあったMUTE CITYなどのコースはレイアウトを残しつつ大人数用にアレンジ。多数のマシンがひしめいて一斉にコースを曲がったり車体をぶつけ合う光景は壮観のひと言です。

多人数同時レースになっただけでなく、マシンのぶつかりあいで発生する「スーパースパーク」を集め「スーパーターボ」を発動すれば、コース上空の「スカイウェイ」に乗って密集を避けライバルをごぼう抜きできる逆転要素も加わりました。

ほか敵を「スピンアタック」で弾き飛ばし「K.O」したり、脱落させるほどパワーゲージが伸びるなどバトルロイヤルらしい概念もあり。戦績を重ねて要素をアンロックしてゆき、マシンのカラーやデカールなどを自分好みにカスタマイズするなど現代的な継続プレイ要素もあります。

ただしマシンの種類は、スーパーファミコンのF-ZEROと同じ「ブルーファルコン」「ゴールデンフォックス」「ワイルドグース」「ファイアスティングレイ」のみ。純粋にプレイヤーの腕前で競い合わせるためでしょう。

さて、アップデートで加わった新モードの「クラシックレース」は、同時対戦プレイヤー数を20台に限定。さらにスピンアタックやスカイウェイは使用不可、K.Oによりパワーメーターを稼げる仕様も廃止。

ターボはスーパーファミコン版と同じく、周回ごとに1つチャージできる「Sマーク」分だけ使用可能。要は、「99」で追加されたルールはすべて封印されています。

また画面比率もスーパーファミコン版になり、いつもより狭いコースで競り合うことになります。新ルールもそぎ落とされ、操作もオリジナルと同じに戻されているため、スーファミ版で腕を磨いたリアルタイム世代は全世界に挑みたいところです。

もっとも、初代のタイムアタックでは無類の強さを誇ったファイアスティングレイは、「99」版ではシステムの違いもあってさほどではないとの声もあり。別マシンで学び直しになるベテランも、少なからずいそうです。

さらに、5レース分の順位と使用マシンが記録される「ラッキーカード」が追加。その結果と5レース終了時に発表されるミステリーカードが一致すれば、経験値やチケットなどがもらえます。上位でなくても当たることがあるため、挑戦を続けるモチベーションになるでしょう。

ほか、カスタマイズ要素の追加や、遊びやすくする細かな調整、不具合の修正もあります。詳しくは、こちらをご確認ください


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《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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