設備改修不要で後付け可能、表示灯の点灯・点滅を検知し、異常通知から稼働率分析まで一気通貫で支援
クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、クラウドカメラの映像から積層信号灯などの表示灯の点灯・点滅を検知し、設備の稼働状況や停止履歴を可視化する「AI-App(アイアップ) 設備ウォッチャー」の提供を開始したことをお知らせいたします。本ソリューションにより、設備の異常や停止への素早い気づきを促すとともに、稼働データを蓄積・可視化することで現場の継続的な業務改善を支援します。提供にあたり、日世株式会社(大阪府茨木市:代表取締役社長 吉田 文治、以下「日世」)の協力のもと、製造現場にて実証実験を行いました。

提供の背景
製造・物流などの現場では、労働力不足を背景に、設備の状態を効率的に把握し安定稼働につなげるための仕組みづくりが求められています。特に製造現場では、設備の稼働状況をリアルタイムに把握することで、設備トラブルへの迅速な対応や稼働率の向上につなげる取り組みが進められています。経済産業省も、センサーなどを活用して設備の状態を遠隔から監視する「スマート保安」を推進しています(※2)。一方、設備が停止した際には、停止の事実を把握するだけでなく、その時点で何が起きていたのかを確認し、原因を特定することが重要です。設備から異常通知を受け取れる場合でも、通知だけでは停止時の周辺状況を把握できず、現場での確認が必要となる場合があります。
(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2025)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(54.3%)
(※2)経済産業省「ガス分野におけるスマート保安の状況について」(2020年12月8日発表)
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/gas_anzen/pdf/022_04_01.pdf
提供の概要
セーフィーは、これまで映像データをもとに遠隔での状況確認や業務効率化、映像解析による異常検知・予測などの様々なソリューションを提供し、製造業界での現場AXを推進してまいりました。この度、カメラ映像から設備の稼働状態を可視化する「AI-App 設備ウォッチャー」を開発しました。本ソリューションは、セーフィーのカメラで撮影した積層信号灯や制御盤ランプなどの映像データをAIの開発プラットフォーム「Safie AI Studio」で解析し、表示灯の色や点灯状態から設備の状態を自動判定します。映像上で表示灯ごとに検知エリアを指定し、色とその点灯・点滅状態に応じて「稼働中」「停止」「警告」「異常」といった状態を設定可能。判定結果は専用ダッシュボードに集約され、リアルタイムの稼働状況に加え、日別タイムラインや稼働率、停止時間・回数、異常履歴などを一目で確認できます。
さらに、異常や停止を検知した際はメールやモバイルプッシュなどで即座に通知。通知から該当時刻の録画映像へ直接遷移できるため、現場へ足を運ぶことなく周辺状況を映像で把握できます。これにより、初動対応の迅速化や原因究明をサポートします。

本ソリューションの特長
- 異常検知から映像確認、稼働分析までを一元化表示灯の状態検知から異常・停止時の通知、該当時刻の録画映像による状況確認、稼働率や停止履歴の分析までを専用ダッシュボードに集約します。さらに、停止イベントごとに原因や対応内容などのメモを記録できるため、設備停止の振り返りや継続的な改善活動にも活用できます。
- さまざまな表示灯に対応し、現場に合わせて設定
映像上で表示灯の検知エリアを指定する方式を採用し、製造ラインやマテハン設備で使用される積層信号灯をはじめ、回転灯や制御盤ランプなど様々な表示灯に対応します。表示灯の色や点灯・点滅の状態と設備状態の意味を現場ごとに設定でき、設備や運用に合わせた監視環境を構築できます。
想定しているユースケース
- 製造ライン(組立・加工)設備の停止を検知・通知し、停止時間や稼働率を可視化し、設備改善に活用が可能- 検査・包装工程設備停止を通知し、録画映像から停止時の状況を確認でき、原因把握や復旧対応を支援
- プラント・制御盤制御盤ランプを遠隔監視し、異常時のみ通知。巡回や目視確認の負担を軽減
- 物流施設コンベアや仕分け機などの停止を検知。庫内設備の稼働監視と迅速な初動対応を支援
実証実験の概要~日世~
- 実施場所:日世株式会社 南アルプス第一工場- 実施期間:2026年6月~2026年9月上旬(3ヶ月程度)
- 対応機器:「Safie One」(1台)、「AI-App 設備ウォッチャー」(1件)
- 実施目的:
- - 異物検出記録のデータ化によるCCP(重要管理点)検証の高度化
- - 紙帳票による管理からNG発報時の映像とデータを直接紐づける管理へと移行し、より正確な検証を実現
- - 確認作業の省力化
- - 手書き記録から検出日時を割り出して映像を遡るという従来の手間をなくし、NG発報の履歴と映像をダッシュボード上で即座に確認できる体制を構築
- - 品質保証体制の信頼性向上
- - 現場担当者・管理者の双方が映像とデータを容易に確認できる仕組みにより、品質保証の確からしさを底上げ


日世株式会社 FP生産部 生産グループ グループ長 金山 洋平さまコメント
日世株式会社では、製品への異物混入を防止する観点から金属異物検出機やX線異物検出機を重要管理点(CCP)として運用し、品質管理を行っています。しかし、異物検出の記録や対応状況は手書き帳票を中心とした性善説に基づく仕組みで管理しており、正確性の担保に課題がありました。定期的な検証活動では手書き帳票から異物検出日時を割り出し、セーフィーのカメラの映像を遡って確認するという非常に手間のかかる作業が必要でした。本来であれば、パトライト信号をIoT化しタイムスタンプと映像を紐づける仕組みを構築したいと考えていましたが、システム開発のコストや工数が大きく、着手が難しい状況が続いていました。そうした中でセーフィーから今回の実証実験のご提案をいただき、既存のカメラ映像をAI解析するだけで信号灯の状態をデータ化できる点に、まさに求めていた仕組みが実現できると感じ、参加を決めました。PLCに接続していない機器をIoT化しようとするとシステム構築コストが大きくなってしまう課題がありましたが、今回のアプローチであれば追加工事が不要で、既存設備をそのまま活かしながらコストを抑えてデータ収集ができると判断しました。
今回のPoCでは、異物検出機のNG発報回数と対応状況の可視化をテーマに取り組みました。従来は紙の記録に基づく性善説ベースの検証にとどまっていましたが、検査装置のNG発報を起点に映像とデータで事実を確認できるようになったことで、より精度の高いCCP検証が可能になり品質保証の確からしさが一段階向上したと感じています。現場からは「状態が一目で分かる」「NG発報の履歴が見やすい」「映像との紐づけが直感的で使いやすい」といった前向きな声が多くあり、管理者にとっても「紙の記録を探す→映像を遡る」という手間がなくなり、業務効率が大きく改善されました。
今回の実証を踏まえると、パトライトの点灯検知だけにとどまらず、搬送工程での不良の自動検知や作業手順の省略行動・不安全行動の検知まで応用範囲を広げられる可能性を強く感じています。これらが実現できれば、設備停止の早期発見、作業ミスや不安全行動の未然防止、事故につながる兆候の早期把握、現場巡回の省人化、品質保証の確からしさ向上といった効果が期待でき、工場全体の生産性向上と安全レベルの底上げに大きく寄与すると考えています。
映像は「現場の真実」を最も正確に残すデータであり、そこにAIを組み合わせることで現場の状況を客観的に把握できる基盤が整い、DX推進に不可欠な現場データの活用が一気に進むと感じています。今回のPoCはその第一歩であり、今後のデータドリブンな改善活動を支える重要な役割を担うソリューションとして、セーフィーの今後の発展に期待しています。
今後の展開
セーフィーは「AI-App 設備ウォッチャー」を通じて、設備異常の早期発見と迅速な初動対応、稼働データに基づく改善活動を支援します。今後もお客様の声を取り入れながら対応する現場や用途を広げ、設備監視の省人化と生産性向上に貢献してまいります。また、「Safie AI Studio」を活用したAIサービスの開発を推進し、映像データとAIが現場の状況を捉え、人の判断や業務を支える「現場AX」の社会実装を加速してまいります。「AI-App 設備ウォッチャー」のサービス概要と製品特長について
▼サービス概要・ 商品名:AI-App 設備ウォッチャー
・ 提供形態:セーフィーカメラ向け月額オプションサービス
・ 対応カメラ:フルクラウドタイプのセーフィーカメラ全般(既設カメラにも追加可能)
・ 対象ライト:積層信号灯、回転灯、制御盤ランプなど
・ 対応色:赤・黄・緑(2026年10月リリース時点)
・ 通知方法:メール、モバイルプッシュ、Webhook
▼サービス特長
- カメラ映像から、設備の稼働状態を示すライトの点灯・点滅をリアルタイムに検知
- ライトの色と点灯状態をもとに、「稼働中」「停止」「警告」「異常」を自動判定
- 既設のセーフィーカメラに追加でき、設備改修や追加工事は不要
- 稼働率・稼働時間・停止回数・停止時間などを専用ダッシュボードで可視化し、日別・トレンドで比較・分析
- 異常や停止を検知した際は、メール・モバイルプッシュ・Webhookで即時通知
- 通知から該当時刻の録画映像へ移動し、遠隔から現場の状況を確認
- 停止ごとの原因やメモを記録し、振り返りや改善活動に活用
▼サービス詳細ページURL
https://safie.jp/ai-app/facility-watcher/
クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。
「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。
我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売、土木・建築、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。

セーフィーは、データガバナンスに関する下記指針を遵守すると共に、ステークホルダーの皆様と協調して啓発活動にも取り組んでおります。また、社外有識者よりプライバシー保護などに関する助言を受けながら、指針及び実務上の運用基準の見直しを行っております。
・データガバナンスに関する取り組み
・データ憲章(2022年4月1日発行)
映像から未来をつくる
【セーフィー株式会社の会社概要】
所 在 地 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー
設 立 2014年10月
代 表 者 佐渡島 隆平
事業内容 クラウド録画・映像管理プラットフォーム『Safie(セーフィー)』の運営
サービスサイトU R L https://safie.jp/
コーポレートサイトU R L https://safie.co.jp/
採用ページ https://safie.co.jp/teams
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